(株)ガイアックス【3775】の掲示板 2016/12/10〜2017/03/04

外国人のホテル宿泊、伸び率鈍化　船内泊や民泊広がる

　２０１６年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人は前年比８・０％増の延べ７０８８万人だった。観光庁が３日、発表した。比較ができる１２年以降では最も多いが、伸び率は前年の４６・４％から大きく鈍化した。クルーズ船で来日する観光客が船内で泊まったり、住宅の空き部屋に泊まる「民泊」を利用したりするケースが広がっているためとみられる。

　一方、日本人の宿泊者は４億２３３０万人で３・５％減った。大型連休の日の並びが悪かったほか、熊本地震や大型台風などの影響もあったようだ。外国人との合計でも２・０％減り、１２年以降で初めて前年割れした。

　政府は２０年までに訪日外国人客を７割近く増やして年４千万人にする目標を掲げる。観光庁の田村明比古長官はこの日の衆院国土交通委員会で、目標が実現した場合は国内でホテル・旅館が「５万室ほど不足する」との試算を示した。