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(株)ディー・ディー・エス【3782】の掲示板 〜2015/04/15

東洋経済 2014.06.04
日本時間の6月4日、ヤフーは米国現地法人「YJ America」でサービスを開始する。

『世界一流のサービスと手を組む』
「これまでヤフーにおける米国企業との連携は、ほかの日本企業と同じスタートラインに立っていた。しかし、これからは米国企業に他社より一歩先に入り込んで交渉したい」こう語るのは、YJ America社長に就任する坂本孝治氏だ。
月間565億ページビュー(2014年1~3月期)と、ポータルサイトでは日本で圧倒的な存在感を誇るヤフーだが、個別のサービスではユーザーを驚かすものは少ない。加えて、「フェイスブックやツイッターなど、世界一流のサービスと上手く手を組むことできなかった」(坂本氏)という反省もあった。その弱点を克服するために設立したのがYJ Americaなのだ。

『イー・アクセスの買収資金を活用も』
ヤフーは2012年6月にインドのBhartiグループと合弁会社を、2014年5月に英国で広告の営業拠点を設立しており、日本以外の拠点設立は今回が初めてではない。また、これまでも海外企業と連携して日本でのサービスを発展させてきた。特に広告分野は事例が豊富だ。
2012年8月には仏クリテオと提携し、広告主のウェブサイトを訪問したネットユーザーに対して広告を表示する、リターゲティング広告の配信を開始。2013年11月には米ブライトタグとの提携を強化し、ビッグデータの収集・分析技術を広告配信に活用している。今回の現地法人設立により、こうした動きをさらに加速させる。
折しも、ヤフーはソフトバンクからのイー・アクセス買収を5月19日に中止したばかり。ソフトバンクに渡る予定だった4500億円の資金を活用すれば、米国のスタートアップ企業を開拓し、ヤフー自身の次の成長につなげることもできよう。
坂本氏は「年内に何らかのトライアルをしようと思う」と意気込みを語る。YJ Americaは、今後のヤフーの成長を左右する可能性を秘めているといえそうだ。