ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

サイバーステップ(株)【3810】の掲示板 2017/07/17

次に、今期(2018.5)予想ですが、決算短信には保守的な売上を見込み、発生し得る費用を織り込んだ数値と記載されています。
注目すべきは、保守的な売上から算出した利益の約90%である10億円を広告費につぎ込むという点です。
この広告費がどう評価されるかが、今後の株価推移をわけると思います。
無謀な費用と見るか、急成長中の企業の積極的な戦略と見るかで評価がガラリと変わります。
例えば、広告費を半分の5億円に抑えるだけで、今期予想は下記に変わります。

売上高 3,800
営業利益 600
経常利益 586
純利益 525

上記であれば、保守的な予想にもかかわらず、前期から大幅な増収増益となります。

また、そもそも昨日の記事に記載したとおり、売上高が3,800で収まるとはとても思えないのですけど・・
会社側はトレバ増台や中韓展開、新作ゲーム複数投入、広告やプロモーション増加でも、前期4Qの売上高を維持できないと考えているのでしょうか。



多大な広告費に関してですが、トレバやゲームタイトルは稼働が業績に直結するため、広告やプロモーションが業績を伸ばす最大の手段であり、少なくともトレバについては、最近の動向から見て、広告やプロモーションの費用対効果が高いことが証明されています。

この点を、成長企業が好きな海外の機関投資家がどう評価するかという点も注目されます。

個人的には、最初に決算資料を見たときは唖然としましたが、よくよく考えてみると、急成長を目指すベンチャー企業の攻めの姿勢を感じ、また会社の今期予想も最低限の数字であるため、悪い決算とは思えなくなりました。



簡単に今回の決算の要点を日本語でまとめてみます。(主観は入れていないつもりです。)

・前期はトレバ稼働増で売上は76%増の30億、利益は7億増で黒転
・継続事業の前提に関する重要事項は解消
・今期は最低でも10億以上の利益を出し、業績を伸ばすために、利益から10億を広告費に使って更なる業績の向上を目指す
・2020年までに売上100億を目指す

見方によっては、非常に良い決算と解釈できるのではないでしょうか。