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(株)NTTデータイントラマート【3850】の掲示板 2017/07/28〜2019/02/12

アナリストコメです。
今回の下げではうまくいかない人は、株価の上下を見て「上がる株=良い会社」「下がる株=悪い会社」という捉え方をしているように見えます。うまくいく人は、株価ではなく、その会社の事業をきちんと見ています。このため、株価の上下だけで良し悪しを判断するということはありません。たとえ株価が低迷していようが、事業がしっかりしていて本来価値と比べて割安であれば、「悪い会社」ではなく「安い会社」に見えるのです。

どうやって一喜一憂しない心を手に入れるのか?
 株式に投資をする上で、私たちが一喜一憂しない心を手に入れるためには、ひたすら事業を見ていくことです。
うまくいっている人の多くは、決算短信などを読み込み、会社のホームページ等の情報もくまなく見てひたすら企業分析を行い、自らの資金を投じて経験を積んでいった結果、一喜一憂しない心の領域に到達したとみています。まさに“職人”です。この職人たちは、きちんと事業を見ているので、下がったところで「怖い」ではなく「安い」と思える心になっているのです。

「悲観で買い、楽観で売る」に徹することです。見通しを第一優先にしないことです。多くの人はうまくいかないときに、「今後のマーケットは?」と見通しを持とうとします。
しかし、情報を入手すればするほど、楽観の情報が多いときに自分も楽観になり、悲観の情報が多いときに自分も悲観になってしまい、真逆の「楽観で買い、悲観で売る」をしてしまいます。そして、見通しを当てようとすればするほど「なんで今日、株は下げたの?」「明日はどうなるの?」と、より一喜一憂してしまいがちです。

 見通しを当てようとするのではなく、周りにいる多くの人が「悲観」なのか「楽観」なのかに耳を澄ませることです。「悲観で買い、楽観で売る」を淡々としていくことです。極端に申し上げると、一喜一憂するくらいなら見通しを持たないことです。見通しが当たろうが外れようが、「悲観で買い、楽観で売る」をすることです。

 これを繰り返していった先にある世界が、暴落時にマーケットに振り回されるどころか、暴落時ほど良い買いのタイミングに思える、一喜一憂しない世界です。その世界に到達できたとき、きっとあなたも暴落時であっても冷静に判断することができ、結果、パフォーマンスもともなっていることでしょう。