東ソー(株)【4042】の掲示板 2017/02/16〜2017/07/22

03/17　07:59
☆今日の株式、反落 年度末で買い手控え 森友問題も懸念

　17日の東京株式市場で日経平均株価は反落しそうだ。年度末の接近で機関投資家は買いを手控えるだろう。16日の海外市場では円相場も株式相場も動きが鈍く、手掛かりになりにくい。週末とあって小口の利益確定売りに押される展開が予想される。市場では日経平均の下値について、チャート分析から25日移動平均（16日時点で１万9389円）前後を予想する声があった。

　大阪の学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る問題で籠池泰典氏への証人喚問が固まった。籠池氏は「安倍晋三首相側から寄付を受けた」と発言している。国会は南スーダン国連平和維持活動（ＰＫＯ）部隊の日報破棄問題でも紛糾している。海外勢の間では一部で政局の混迷を警戒する声が聞かれ、様子見ムードを誘いそうだ。

　16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は15ドル安だった。トランプ政権が2018年会計度（17年10月～18年９月）の予算方針を公表したが、市場が期待するインフラ投資や税制改革などの内容を含む予算教書の公表は５月に持ち越され、市場の反応は薄かった。

　円の対ドル相場は１ドル＝113円30銭前後で前日とほぼ同水準で推移している。

　大阪取引所の夜間取引で日経平均先物６月物は１万9330円。16日の清算値の１万9440円を110円下回った。

東芝の動向に目が離せない。17日は東芝が分離・売却する半導体事業の新会社に公的資金を活用する案が浮上したと伝わった。

　個別では東ソーに注目だ。17日付の日本経済新聞朝刊は「2017年３月期の連結営業利益は前期比５割増の1050億円前後になる見通しだ」と報じた。従来予想（1000億円）やアナリスト予想の平均となるＱＵＩＣＫコンセンサス（３月６日時点、７社）の1005億円を上回る。アジアのインフラ需要拡大を受けてウレタン原料や塩ビ樹脂の出荷が好調だといい、好感した買いが見込まれる。

　独のバーデン・バーデンで20カ国・地域（Ｇ20）財務相・中央銀行総裁会議が18日まで開催される。
　新規株式公開（ＩＰＯ）では、東証マザーズ市場にビーグリー（3981）とＪエレベータ（6544）が上場する。
〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 楠千弘〕