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東ソー(株)【4042】の掲示板 2017/02/16〜2017/07/22

☆今日の株式 もみ合い 国内の経済政策議論の後退を懸念

 25日の東京株式市場で日経平均株価は前日終値(1万9742円)を挟んでもみ合いそうだ。
 24日の米株は上昇したが円相場は対ドルでやや強含んでいる。
 目新しい買い材料が乏しく、個別株を物色する展開が予想される。
 市場関係者の間では1万9650円~1万9800円で推移するとの見方が多い。

 24日の米ダウ工業株30種平均は上昇した。5月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が発表され、米金融政策の正常化は市場の想定より緩やかなペースで進むとの見方が強まり、長期金利の上昇懸念が和らいだ。

 ただ、米金利の上昇一服は円の対ドル相場の上昇要因に働くため、日本株にとっては痛しかゆしだ。
 25日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=111円台半ばと前日17時時点に比べてやや円高方向に振れている。海外投資家などの買いは入りにくい。

 25日早朝の大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物6月物は下落した。24日の清算値と比べ20円安い1万9720円だった。

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る問題では、前文部科学次官の「文書は本物」などとする証言が明らかになった。
 憲法改正を巡っても、安倍晋三首相は前のめりになっている。
 市場では、国会での議論が政治問題や改憲議論に集中し、潜在成長率を高めるための経済政策が後回しになることへの懸念が広がり始めている。

 個別ではソフトバンクに注目だ。25日付日本経済新聞朝刊は「サウジアラビアなどと共同で発足させた10兆円規模の投資ファンドが米半導体大手エヌビディアの株式を取得する」と伝えた。あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」や人工知能(AI)市場の拡大で鍵となる半導体分野への投資が進んでいることを好感した買いを集めそうだ。

 財務省が対外・対内証券売買契約を発表する。日本生命など生命保険各社が2017年3月期決算を発表する。セブン&アイが株主総会を開く。

 海外では、石油輸出国機構(OPEC)総会が開催される。米新規失業保険申請件数が公表になる。ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事がパネル討議に参加する。インドネシア市場は休場だ。
〔日経QUICKニュース(NQN)