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>>20329

◆本日の日本経済新聞 朝刊 の1面記事
信越化学、米で塩ビ増産、480億円投資、シェール革命で原料安く。

信越化学工業は米国で、住宅建材などに使う塩化ビニール樹脂の生産能力を増強する。5億ドル(約480億円)を投じ年産能力を約1割引き上げる。米国では住宅市場が回復し、中南米でも社会インフラ整備に伴い塩ビ樹脂の需要が伸びている。シェール革命で原料も安く調達できると見て、米国での大型投資に踏み切る。

シェールガスから塩ビ樹脂などの基礎原料となるエチレンを生産すると、コストが日本の化学工場の20分の1になるとの試算もある。米国ではシェールガスを利用したエチレンプラントの建設計画が相次ぎ、化学原料・樹脂の一大供給拠点になりつつある。

信越化学は塩ビ樹脂で世界シェア1割強を占める最大手。完全子会社のシンテック(テキサス州)がルイジアナ州に持つ生産拠点を増強する。塩ビ樹脂と樹脂原料の生産設備を増設、年産能力を32万トン引き上げる。米国内の年産能力は295万トンに高まる。稼働は2015年になる見込み。日本と欧州を合わせ、信越化学の世界生産能力は年415万トンに増える。

米国は12年の住宅着工件数が11年比3割弱増え、外壁や窓枠など住宅の内外装材に幅広く使われる塩ビ樹脂の需要が堅調。中南米では上下水道のパイプや建材向けに需要が伸びている。経済産業省によると、塩ビ樹脂の世界需要は17年に11年実績比約3割増の約4800万トンになる見込み。このうち米国は約13%伸び、中南米は4割強増える見通しだ。

シンテックは12年12月期の経常利益が5億5100万ドルと過去最高となった。潤沢な資金を競争力の高い米国の拠点に投資し、中南米などへの供給地としても活用、トップの地位を固める。

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  • >>20428

    ◆2013/06/21 日経産業新聞 11ページ

    東証マザーズ上場のナノキャリアは20日、同社の抗がん剤候補の製造原料となるポリマーについて、信越化学工業と共同研究の契約を締結したと発表した。

    共同研究するのは「ブロックコポリマー」とよぶ素材で、薬剤を包みこんで疾患部位まで送り届ける「ミセル化ナノ粒子」を形成する。ミセル化ナノ粒子は、ナノキャリアの独自技術だ。

    信越化学は2012年11月にナノキャリアに出資し、筆頭株主となった。ブロックコポリマーを製造して、ナノキャリアに供給したい考えを示していた。

    ナノキャリアは、共同研究を通じて高品質なブロックコポリマーがより安価に安定供給されるようになれば、ミセル化ナノ粒子の技術の応用範囲が広がると期待している。

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