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日本合成化学工業(株)【4201】の掲示板 2015/04/28〜

だいたい何十年も新製品が出ていないというのはどういうことか。会社が技術者の使い方を間違えているということだろう。おおかた、既存技術を技術者の既得権益として与え、利権で護送船団を作っているのだろう。今どき、院卒のマスターなど当たり前なのに護送船団で大事にしているのだろう。新製品を生み出すためには創造力が必要なのだ。創造力は大学や大学院では教えられない才能だ。院卒のマスターなどという経歴や学歴とは関係のない才能なのだ。一流の会社ならそのような創造力を持つ才能ある人材を探し出して大切にするのだが、この程度の会社では院卒のマスターなどという経歴や学歴に目がくらみ、創造力を持つ才能ある人材を探し出して大切にすることができなかったのだろう。おおかた誰かが新発明をしても、その新発明を護送船団に付け替えて与えるようなことしか考えないのではないか。これでは会社の中に新製品を生み出すモチベーションが醸成されないのだ。発明者が発明者として認められず、護送船団が出世して高給取りになるだけなのだ。しかしこのようなやり方は日本には多い。欧米では発明者を発明者として認める傾向が強い。例えば化学反応の発見なら、発見者の名前をつけて「〇〇〇〇反応」と呼ぶ。このような伝統のない日本では、発明発見を護送船団の成果にする傾向がある。しかしこのような企業では、発明発見のモチベーションが低下し、発明発見をする風土や伝統が醸成されない。「どうせ頑張って発明しても、あいつの成果になるだけだ」と、誰も真面目に熱心に研究開発しなくなってしまう。このような風土の会社からは新製品は生まれない。誰も真面目に頑張らない。この会社には研究所があるのに何十年も新製品が生まれなかったのにはわけがあるはずだ。おそらくは日本的な護送船団方式が影響しているのではないか。護送船団方式は欧米の実力主義とは正反対のものである。中小企業の方がよほど新製品を出している会社があることを考えれば大きな反省材料だ。しかしこの度、非上場100%子会社となり、経営は親会社が大きく影響するので、技術者の有り様も護送船団方式から実力主義に変わってもらいたいものだ。そして少しでも新製品を生み出すことが、この会社が日本経済に貢献する道である。日本経済にぶら下がっているような会社ではダメなのだ。企業としての本領を発揮してもらいたいものである。最後に今後の健闘を祈る。