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積水化学工業(株)【4204】の掲示板 2017/09/16〜2020/05/21

先日投稿したニュースリリースの日付は2017年12月6日。↓は、2018年12月7日付
この記事によると2020年に本格的な商業化に乗り出すとの事なので、今後、マスコミ辺りも
取り上げて来るのではないかと・・・・
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SDGsで花開く日本の技術 育て「イノベーション人材」
Earth新潮流 日経ESG編集部 半沢智
コラム(ビジネス)
2018/12/7付

都市から排出されるごみを丸ごと資源に変える。そんな「都市油田」が現実になろうとしている。積水化学工業は、家庭ごみや産業廃棄物をプラスチック原料であるエタノールに変える技術を開発した。

ごみをガス化してエタノール原料を収集する「ガス化技術」と、エタノールを生成する微生物を制御する「微生物触媒技術」を組み合わせた。埼玉県寄居町にあるごみ処理施設内にパイロットプラントを建設し、一般廃棄物と産業廃棄物として収集したごみからエタノールを製造している。
日本で廃棄される可燃ごみは年間約6千万トンで、エネルギー換算すると約200兆キロカロリーに相当する。一方、プラスチックとして利用される化石資源は年間約3千万トンで、約150兆キロカロリー。ごみから原料をつくれれば、石油を輸入しなくてもプラスチック需要を満たすことができる計算になる。
扱うごみは、レジ袋やペットボトルなどのプラスチックを含んでいても構わない。これまでの常識を覆す「分別いらず」の技術が、世界のプラスチック問題を解決できる可能性を秘めている。
2019年に10分の1スケールの実証プラントを稼働させ、20年に本格的な商業化に乗り出す計画だ。同社コーポレートR&DセンターBR事業化推進グループ主席研究員の小間聡氏は「SDGs(持続可能な開発目標)が目標として掲げるエネルギー、つくる責任、街づくりなど幅広い分野に貢献できる」と話す。
SDGsを達成する技術は、企業にとって大きなビジネスチャンスとなる。SDGsの達成によってもたらされる市場機会を調査した「ビジネスと持続可能な開発委員会」によると、世界で年間1320兆円の市場が生まれ、30年までに3億8千万人の雇用を創出する可能性があると試算している。
最も成長が見込まれているのが「エネルギー・素材」の分野で、473兆円の新市場が創出されるという。