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UBE(株)【4208】の掲示板 2017/01/26〜2017/06/08

>>516

宇部興産のSiC繊維増産のニュースが出たらまた一相場ありそうですね。近々でしょうか?


日経産業新聞 Editor’s Choice

異素材組み合わせ軽く強く マルチマテリアルに脚光
海と空で覇権争う
2017/3/19 6:30
 自動車や航空機などで、異なる素材を組み合わせて造る「マルチマテリアル」が進展し、素材各社の競争相手が同業から異業種に広がっている。鉄やアルミ、炭素繊維などの新素材が入り交じり、より軽く強い素材の覇を争う。ゲームのルールが変わる節目に各社はどう挑むのか。

■銅合金が一般的
CFRP製プロペラは水中で竹のようにしなるため振動や騒音が少ない
 プロペラは一般的にニッケルなどを添加した銅合金を鋳造して造る。炭素繊維に樹脂を染み込ませて固めた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製は銅合金に比べ4~5割軽く、強度は同等。しなりも強く、水中での振動を最大で半減できる。航空機の翼で採用が進む次世代の軽量素材が海の世界に攻めてきた。
・・・・・

 最高熱部でセ氏1500度を超す航空機エンジンは従来ニッケル合金が主力だった。航空機を軽量にする一環で、より軽いチタン材の採用が広がっている。CFRPはその激戦区に攻め入る。
 だがその戦いには新興のライバルも控える。航空機エンジン3強の一角、英ロールス・ロイスが腰を上げた。関心を抱くのは炭化ケイ素(SiC)繊維のセラミック基複合材「CMC」。米カリフォルニア州に研究開発センターを新設、実用化に動き出した。

 SiC繊維はケイ素の有機化合物を繊維状に焼き固めた製品だ。重さはニッケル合金の3分の1で強度は2倍。耐熱温度はセ氏1900度とニッケルより2割も高い。

 製造できるのは日本カーボンと宇部興産のみ。航空機エンジン世界最大手、米ゼネラル・エレクトリック(GE)は日本カーボンと組み、17年半ばをめどに年産10トンの量産に入る。

 GEは開発中の次期大型エンジン「GE9X」の高圧タービン部品などにCMCを採用する。燃費を2%改善できる。GE子会社GEアビエーションのサンジェイ・コレア副社長は「航空機エンジンから非鉄金属が尽きてしまうのも時間の問題」と言い切る。