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塩野義製薬(株)【4507】の掲示板 2018/03/20〜2018/07/02

塩野義製薬<4507.T>はロングランに追いたい銘柄だ。

 2月に製造承認、3月に発売した抗インフルエンザ治療剤「ゾフルーザ」は細胞内でウイルス時代の増殖を抑制する世界初の薬効を持ち、錠剤を1回服用するだけで完結する薬剤だ。実際、「先駆け審査指定制度」での医薬品承認第1号を受けた。これまでのインフルエンザ治療剤のエース格の「タミフル」の販売を手掛けてきたスイスのロッシュ社との提携でグローバル展開を進めて行くことも注目点で、「ブロックバスター」(年商10億ドルの医薬品)との期待も高い。

 19年3月期連結の経常利益は1400億円(前期比0.9%増)、純利益は1110億円(同2.0%増)と最高益更新が続く見通しで、配当は中間期44円(前年同期38円)、期末44円(同44円)と年間配当増配も続く計画。引き続き抗HIV薬「テビケイ」と配合剤「トリーメク」の海外のロイヤルティー収入が拡大、「ゾフルーザ」の寄与も想定している。

 株価は3月26日に5200円まで押してから底入れ反転の足に転じた。年初来高値は6396円(1月9日)。

 参考までに、過去の大型新薬相場を振り返ると、抗がん剤「オブジーボ」の小野薬品工業<4528.T>は製造承認された14年7月4日の終値は1768円、のちの高値は16年4月15日の5880円と大きく上げた。続々とオブジーボの適用拡大を獲得して来た小野薬品と単純な比較はできないが、大型新薬は株価にも大きな薬効を生むことは確かだろう。NISA銘柄としても面白そう。

◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。