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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2017/11/27

>>1063

何回もお口にされていますので、知る範囲ですが、
 国内のバイオベンチャーは、海外と比べ弱小でしかもレベル的にも低いといわれています。
 ・・・で国内で目新しい候補品を持つところが出てくるとすぐさま外資が即飛びつき実質的に呑み込まれています。
 いわゆる自力・自社品として最後まで上市に漕ぎ着けた? ・・・というところは見当たらないとも言って過言ではないでしょうか。
 当、アンジェスは国内でのバイオベンチャーの始まりといってもいいでしょう。それも大学発のバイオベンチャーとして、注目され、・・・そして15~6年の年月です。でもこの間、実質的には一品も上市できませんでしたね。
 大阪大学発(森下竜一教授)をそのまま承継・設立されたアンジェスは、何のために今迄残ってやってきたか?
 それは、まさにほかならぬ、HGF遺伝子治療薬「コラテジェン」の実用化の一念であったわけです。

 生みの親でもあります森下教授のもと研究グループによるHGF=肝細胞増殖因子の働きによる、つまり<血管新生作用>、重症虚血肢を対象疾患としたHGF遺伝子治療薬「コラテジェン」の製品化に、そして2008年第Ⅲ相臨床試験で承認申請にまで至ったが(治験は成功)、症例不足として当局からはねられ、一旦取り下げた(2010年)。その後2014年改正薬事 「再医療等製品」による先進医療Bによるいわゆる医師主導型臨床研究(阪大主軸6症例)によって早期承認制度の適用による「条件付き期限付き承認制度」の承認申請まで今回漕ぎ着けた。
 この研究開発は、アンジェス=大阪大学によるまさに独力による自力開発で、しかも、遺伝子治療薬として国内初、世界的にはいくつか出ていますが(6~7品目)、実質的な医薬品としての誕生は劇的なことになるものと思われる。
 とくに米国市場での市場規模は10~20万人(国内では1~2万人)、約50億ドルと推計されています。
 仮承認後での、市販後は田辺三菱製薬のサポートを受けての販売体制の強化が決まっており、自力製品だけに売上に対するロイヤルティも高いと言われています。