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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2018/09/18〜2018/09/19

ここの板の世界では、このようなことも知っておこう!

 DNAワクチン治験中
 弱毒化した病原体などを使った従来のワクチンとは異なり、病原体のDNAを使うDNAワクチンの実用化が近づいている。感染症の予防に限らず、高血圧やアレルギー、がんの治療を目的にしたものまで対象は多岐にわたる。

  理論的には大きな効果    /    治療目的の研究も

 DNAワクチンは、病原体のうちとくに免疫反応を強く起こす「抗原」のDNAと同じ配列のDNAを合成し、「プラスミド」と呼ばれる輪状のDNAや病原性を憎下ウイルスDNAに組み込んで作る。体内では生ワクチンとほぼ同じ反応が起きる。DNAワクチンが注目されるのは、病原体DNAの一部だけを使うため体内で病原体が増える恐れがなく、しかも理論的には強い免疫反応が起きると期待できるからだ。

 米FDAでDNAワクチンの審査に携わっていた医薬基盤・健康・栄養研究所の石井健ワクチン・アジュバンド研究センター長は「病原体を培養して作る通常のワクチンに比べ、遺伝子工学で作るDNAワクチンは早く、安く作れる」と説明する。

 実用化したDNAワクチンは現在、動物を対象にしたものだけだが、エボラ出血熱やインフルエンザなど多くの感染症についてヒトでの臨床研究が進んでいる。さらに、予防ではなく治療目的に、がんや生活習慣病、アレルギーなど感染症以外の疾患を対象にした臨床研究も盛んに実施されている。

 遺伝子治療薬などを開発するアンジェス(本社・大阪)は今年4月、高血圧のDNAワクチンの臨床試験をオーストラリアで始めた。血圧を上げる「アンジオテンシンⅡ」の働きを阻害する抗体を誘導する物質のDNAと、免疫の反応を調整するDNAを組み込んでいる。
 開発に携わった大阪大学医学系研究科の中神教授は「降圧剤は毎日のまなければならないが、ワクチンなら1回の接種で数カ月効果が持続し、患者さんの負担を軽くできる可能性がある」という。

 石井さんは「複雑な免疫反応のうち狙った反応だけを強化する物質が見つかってきた。より効果的なDNAワクチンが登場するかもしれない」と話している。

   (科学の扉 2018年6月18日  朝日新聞)

  • >>676

    そして、
      臨床試験中のヒトのDNAワクチン
     ・ジカウイルス感染症
     ・エイズウイルス(HIV)
     ・インフルエンザ
     ・エボラ出血熱
     ・ピーナツアレルギー
     ・スギ花粉症
     ・高血圧
     ・乳がん
     ・前立腺がん

     がんワクチンへの応用に期待
     DNAワクチンは、がん治療への応用も期待されている。がん細胞の表面にだけにあるたんぱく質など、がん細胞の目印となる抗原のDNAを使うことで、免疫細胞にがん細胞だけを攻撃させる。現在、乳がんや膵臓がん、前立腺がんなどで臨床試験が行われている。
                   ↓
     アンジェスももちろん大きく参画している。
     ◆新しい抗がん効果を有するVEGF-DNAワクチンの開発に成功
      --阪大グループが英国科学誌Nature関連誌に成果発表ーー
         (平成26年1月9日 アンジェスMG ニュースリリース
      特許申請して4年有余、もう近いうちに、特許取得が視野に入っている。

      高血圧そしてがんの分野、いずれもでっかい市場規模、この二つの市場を持てる段階を想定した時の夢は
      想像をいっするものがある。