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NANO MRNA(株)【4571】の掲示板 2017/08/29〜2017/09/21

>>41

昨年夏に発表されたNK105p3の結果の概要によれば,全体解析でPFSについての非劣性を証明できなかったとのことであります。一方,同年1月か2月の放送されたTVの中で,NK105p3の臨床試験を取り仕切っている(トムソンロイターノーベル賞候補の)松村保広先生はNK105の(パクリと比較して)副作用の低減については自信をみせておられたような印象があります。もしこれが本当であれば,少なくともNK105乳がん適応においては,片岡ミセルは「悪魔のミセル」という印象を持たざるをえません。効果を(臨床上意味の無い程度まで)低減させてしまうということは,早期に他の治療法に切り替えなければならないにも関わらず,副作用を低減するということは(副作用による苦痛を嫌がる)患者にとっては,(無効であることが証明されない限り)このままNK105による治療を続けたいという気持ちにさせてしまうことでしょう。副作用低減という甘いささやきの中でパクリの効果を殺し癌の増殖を許す,いわば,患者の味方をする振りをしてその実,癌細胞を応援する「悪魔のミセル」でございます。

来月のESMOでもしも,一定の属性を有する患者においてPFS(またはOS)を伸ばすことが示唆されれば(あくまで「示唆」であり「証明」ではありませんが),言われなき「悪魔のミセル」の汚名を晴らし,(一定の属性を有する患者においては)「天使のミセル」足りうることを示せる点で,(それにより短期的に株価が大きく動くとは考えていませんが)片岡ミセルに全面的に依存するナノキャリアにとって意義深いことだと思っております。