ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

NANO MRNA(株)【4571】の掲示板 2018/06/16〜2018/06/27

今年のJPモルガンヘルスケアカンファレンスにおける講演でございます。
テーマはPD-1/L1阻害剤を軸とした免疫(併合)療法の現状と将来についてでございます。動画後半の質疑応答(開始48分頃)において,司会者がまず最初にPD-1/L1阻害剤を用いた免疫併合療法の被験者募集状況について質問しています。
https://youtu.be/4hI6lMvX_pk?t=2856

この質問に対して回答者曰く,「これらの臨床試験の被験者リクルートは信じられないスピード(unbelievable speed)で進行している。臨床試験には2つのタイプがある。一つはプッシュ型臨床試験(push study),もう一つはプル型臨床試験(pull study)である。」
プッシュ型臨床試験(push study)とは,製薬バイオ会社が治験担当医に対して「どうか被験者をリクルートして下さい。どうかリクルートお願いします。お願いします。」といわばゴリ「押し」しなければなかなか被験者が集まらない「ゴリ押し型臨床試験」であります。
これに対してプル型臨床試験(pull study)とは,被験者募集をかけると,その治験薬の評判から(治験担当医の強い推奨もあって?)自然と被験者が募集窓口の前に集まり,募集窓口のドアを「引く」やいないや患者がドッ押し寄せる,いわば「引くてあまた臨床試験」であります。