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(株)キャンバス【4575】の掲示板 2018/01/15〜2018/04/26
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>>272
何度か見掛けた医療情報記事などから、なんだけれど。
耐性というのは、免疫チェックポイント阻害剤に対すると言うより、それによって活性化した免疫システムに対してという事なんだと思う。
研究はあまり進んでない様だが、気になるものとしては。
活性化した免疫システムの標的となる抗原(の元となる遺伝子配列)を癌細胞が削除していくというもの、分裂増殖を繰り返す過程で。(ジョンズホプキンス大学、一年程前の研究発表)
それから、長期というのは、“一年程度の使用で”という記載が何度か目についたので書いたんだけれど。
制癌効果診られたら、zawさんの言うようにそんな長期には成らないから、そこまでの効果は無いが他に選択肢が無く投与を続けてる場合なんじゃないかと思う。
zaw***** 2018年2月2日 12:30
>>271
横レスで失礼。
> 免疫チェックポイント阻害剤なんだけど、長期の使用だと、耐性を持った癌細胞の報告が結構出て来てる。
抗PD-1抗体の作用機序(癌細胞に働きかけるのではなく、T細胞に働きかける薬剤)からして、「耐性を持った癌細胞」というのは、ちょっと信じがたいね。もちろん、約20%という奏効率が示すとおり、そもそも免疫不感応であるために、抗PD-1抗体が効かない患者がいるのは確かだが、それと薬剤耐性は別問題。もし、耐性が生じるというのであれば、癌細胞ではなく、T細胞がどう変異したかの説明が必要になるだろう。
それと、「長期の使用」とのことだが、抗PD-1抗体は2週間間隔で4回投与、病勢安定であれば、さらに4回投与で休止するから、治療期間はせいぜい3〜4ヶ月。以降は、経過を観察するのだが、抗PD-1抗体は投与を止めてからが大事で、効果のある患者は腫瘍が徐々に縮小していく。なので、「長期の使用」というのが、どのくらいの期間のことを言っているのかわからないが、連続的にしても、断続的にしても考えづらい。