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(株)デ・ウエスタン・セラピテクス研究所【4576】の掲示板 〜2015/04/28

緑内障の薬物治療に関しては
今のところ、眼圧を低下させることが唯一の治療法となっています。
それはこれからも変わらないでしょう。
しかしながら、日本人の緑内障患者の7割以上が正常眼圧とも言われており
今後、眼圧低下以外の効果、特に神経保護作用が注目を集める気がします。

東北大学の論文にも、『緑内障は40歳以上の約5%が罹患し、日本人における失明原因の第一位の疾患である。現在のすべての緑内障治療は眼圧を下降させることを基本としており、それ以外の作用機序による治療法はない。しかし、視野の保持に有用とされる30%の眼圧下降を得ても緑内障の進行が止まらない患者は約20%存在する。また、日本人は諸外国の緑内障患者と病型が異なり、全緑内障患者の約7割は眼圧が正常範囲である正常眼圧緑内障であり、30%の眼圧下降を得ることが難しい患者もいる。したがって、日本人の緑内障治療において眼圧下降のみでは限界があり、眼圧以外の危険因子へ注目し、それに対応した治療が重要となる。
緑内障の基本病態は「視神経乳頭陥凹に伴う網膜神経節細胞死」であることから、神経保護治療に繋がる研究が着目されている。』とあります。

デ・ウエスタンが日本と欧州で特許を取得している『Rhoキナーゼ阻害剤』は
調べれば調べるほど途方もなく大きな可能性を秘めているという想いが強くします。Rhoキナーゼ阻害剤の様々な可能性についてはまた別に投稿したいところです。
そのRhoキナーゼ阻害剤の作用の一つに神経保護作用があります。
Rhoキナーゼ阻害剤であるk-115が、緑内障によって害を受ける網膜神経細胞に対する保護作用も有することは、IRにも述べられています。
http://pdf.irpocket.com/C4576/oWM7/zdZB/cDwh.pdf

眼圧低下だけでは治療が難しかった患者さんにも、治療効果が期待できる可能性があるのであれば、それは素晴らしいことだと思います。