シンバイオ製薬(株)【4582】の掲示板 2018/10/16

>>2112

シンバイオ製薬（東証 JASDAQ・G 4582） バイオテクノロジー
トレアキシンの自社販売体制構築の目処が立ったことを開示。極めてポジティブ
同社は、10/16 にトレアキシンの自社販売体制構築の目処が立ったことを開示した （以前から同社は 2021 年以降のトレアキシンの販売体制について、自社販売体 制か他社販売提携を比較検討していた）。自社販売体制を敷くことにより最大限に 企業価値を向上させることが可能となり、SBI 証券（以下、SBI）では極めてポジテ ィブなニュースとして捉えている。
主な変更点 SBI では、自社販売体制を前提にした業績予想を基にして一部ディスカウントして、目 標株価を算定していたが、今般の正式な開示をもって自社販売体制による価値をフル バリューで算定し直した。
投資評価 DCF モデルと Comps-PER マルチプルモデルの併用にて目標株価を算定し直し、レー ティングは「強気」を継続し、目標株価 290 円から340 円に引き上げる。資金調達 により希薄化を懸念して株価が下落していたが、今回の発表を契機に見直しの動きが 活発化すると考えられる。トレアキシンは今後の適応拡大も見込むと年商 200 億円の 潜在性を有していること、そのクリティカルな安全性・有効性データに競合する医薬品が 存在しないこと、併用されるリツキシマブ改変型新薬・後発品が複数上市されているこ と、自社販売体制の構築により最大限の利益を享受できることを鑑みると、極めて割 安。目標株価には資金調達による最大希薄化率 92.5%を加味している。
2018 年 10月 16 日 企業調査部 アナリスト 田中智大 （継続） 投資評価 強気 目標株価 (円) 290→340 目標株価との乖離率 (%) 93.2% 株価(円) (10/15) 176
52 週株価レンジ (円)
257 (2018/1/16)~ 115 (2018/8/16) 時価総額 (百万円) 10,974 発行済株式数 (百万株) 62.4 外国人持株比率 (%) 8.0 PER（18/12 期予想）(倍) - PBR（18/12 期予想）(倍) 3.1 ROE（18/12期予想）(%) -87.9

カタリスト ① 再発・難治性中高悪性度非ホジキンリンパ腫の P3 結果。当治験は P2 結果の再現性の取得で充分である治験デザインであ ることから、承認確率は極めて高いと SBI は想定。 ② 現在訴訟中のインクライン・セラピューティクスからの賠償金が入ってくる可能性があり（訴訟のタイムラインは非開示）、アップサ イド要因として挙げる。この賠償金を授受することは特別利益計上という意味以上に、株式希薄化を防ぐ大きなメリットがある。

目標株価 290 円から340 円に引き上げてますね