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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2017/04/22〜2017/06/10

>>631

「難しいものではない」と言えるその感覚を大いに疑うよ!
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 富士フイルムホールディングス(HD)は20日、グループ企業の海外販売子会社で、過去のリース取引の不適切な会計処理が判明したと発表した。弁護士と会計士による第三者委員会を設置した。調査を進め、5月中に報告する。対象となる2015年度まで過去数年間の純利益に与える影響額は現時点で累計220億円の見込み。27日に予定していた17年3月期決算発表は延期する。
 不適切会計が判明したのは、富士ゼロックスのニュージーランドにある販売子会社での複写機などのリース取引。契約時に機器本体を売り上げに計上後、使用量に応じて代金を回収する仕組みだったが、毎月の最低使用量が設定されず、発生した損失を引き当てていなかった。(2017/04/20-20:58)時事ドットコムニュース
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「使用量に応じて代金を回収する仕組み」→ここが1つのポイント。
コピー機のメーターっていうのは
自動車で言うところのオドメーターだわな。
巻き戻らないメーターを定期的にチェックする。
中古車販売時の「走行距離 わずか〜km!コンディション良好です。」って
いうあの数値だな。
ちなみに、あれは不正で巻き戻して走行距離10万キロを3万キロにしたら
価値が創造(?)できるわけだ。

じゃあ、この問題はどうか?

コピー機のメーターについて・・・
1.契約段階でそもそも契約書にメーターの最低使用料金が設定されてなかった。
2.保守サービス段階で、本体からのメーター報告時に異なる数値を報告した
3.事務処理段階で本体でのメーターチェックをデータベース上に登録した後で
そのDB上で数値を書き換えた
4.事務処理段階で、契約書記載の最低使用料金を強制的に免除処理した。
5.請求段階で、特別な赤伝(=マイナス伝票)を挟んで請求金額を相殺・減額した

素人の俺が債権請求のプロセスを考えるだけでもこれだけ出てくる。
つまり、チェック対象はリース契約だけじゃないってことだ。
正しい処理をしてた部門まで徹底的に調べる訳。

君の言うように、
そんな単純な話ではないと少しでも理解してくれるといいが。
金融機関勤務は財務データしか見ないで融資してたから(笑)、
自分の債権には興味があっても、企業の日々の債権回収プロセスには
全く興味がなかったのかい??

マンションで殺人事件が起きたら、全ての住民のアリバイを
調べるケースもあるんだぜ。99%どころか100%近隣住民は
無罪だったとしてもね。
この件でも「時間がかからないはずだ」、と言うセンスを疑うよ。