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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2017/06/11〜2017/07/20

【追記】


 ただ、患者がいない日本国内では臨床試験(治験)が実施できないため、アビガンはエボラ治療薬としては承認されていない。このため、14~16年の西アフリカでの流行時にアビガンの提供を求められたが、政府は迅速な判断が下せなかった。

 これを踏まえ、政府は医薬品提供の態勢を整えるため、近く内閣官房や外務省、厚生労働省などの関係省庁会議の初会合を開き、海外の感染症流行の情報収集や提供可能な医薬品の選定を進める。また、未承認薬の提供について意見を聞くため、専門委員会も設ける方針だ。

 政府は無償提供を通じて、日本の高い製薬技術を途上国支援に活用し、医療分野での国際貢献を進めたい考えだ。

 また、新たな感染症の治験データを収集・蓄積できるため、国内の製薬会社の新薬開発を後押しする効果も期待される。

 ◆エボラ出血熱=1976年に中央アフリカで見つかったウイルス性感染症。致死率は50~90%と高く、主に患者の体液への接触などが感染経路とされる。2014~16年にギニアなど西アフリカで大流行し、約2年間で約2万8000人が感染(疑いを含む)した。今年もコンゴ民主共和国で8人が感染(同)、4人が死亡している。