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日本カーボン(株)【5302】の掲示板 2017/04/29〜2017/06/19

>>419

これを売ネタにしたのかな?
だとしたらよほどの○カ丸出し。用途がまったくちがうでしょ。
東レにとっては脅威だろーけど。
売屋も、炭素繊維と炭化ケイ素繊維を混同してるんだろね。
この欄にも時々いるけど(--〆)

【三菱ケミ、炭素繊維コスト半減 量産車に採用促す 複合材 成型時間短く 2017/5/26】
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16873720W7A520C1TJ1000/
「三菱ケミカルは次世代の炭素繊維複合材を開発した。2種類の材料を組み合わせて、部品の成型にかかる時間を最短2分に短縮。従来の複合材と比べて生産コストを半減できるため、高級車が中心だった炭素繊維複合材の量産車への採用拡大につながる。欧米の自動車メーカーに試作品の供給を始めており、米国では新工場を建設する。2020年に10車種での採用をめざす。」

なお、炭化ケイ素繊維であるハイニカロンとチラノ繊維の物性比較論文見つけたのでのちほど・・

  • >>421

    【チラノ繊維との物性的差異(論文抜粋)】

    試作段階でのチラノ繊維では「チラノSA」という名称で「ハイニカロンS」と同等のものが出来ているようです(酸素含有密度、ヤング率、質量がほぼ同じ)。
    ただしチラノは量産技術も確立されておらず、その結晶構造はハイニカロンとは大きく異なり脆いようです。
    (たしか、この脆さをカバーするため「窒化ホウ素」をコーティングしてるようですが、安易なコーティングは信頼性ありません。各素材の分子が深く固く結合するような処理が必要です。)

    <結晶構造のちがい>
    ハイニカロンS: 微小結晶でナノメートルサイズ。しかも明確な結晶境界がない(非結晶)。
    チラノSA: マイクロメートルの大結晶で境界が明確。

    これは酸素分子の除去工程がハイニカロンSの電子照射に対し、チラノSAでは従来の酸化過熱処理(たぶん強力な)を行っていることで、<非晶質に対してクラック発生となり得る場所が多くなる。>
    おそらく結晶サイズが小さいと引張り応力が分散されるのに対し、大結晶ではその境界面に応力が集中するからではないでしょうか(微粒子のほうが総表面積が大きくなる理屈)。
    (ちなみにオハラの「ナノセラム」は微小結晶構造であり、サファイアガラスより強く柔軟性があるとしています ⇒だからナノセラムと命名)。

    この論文著者は「チラノは将来有望である」と擁護してますが苦しいですね。
    ハイニカロンSと競合させるには、結晶構造の微細化と量産技術の確立が必要です。

    なお添付図の右下グラフは各素材に対する温度対強度を表したもので、橙がCMC、グリーンがC/C複合材。今後はこのC/C複合材の量産化に成功した者が勝者となりますね。難易度はCMCの比ではなくほぼ不可能と思われますが・・

           ↓↓ 論文URL(2/7~4/7ページ)
    ttps://www.jim.or.jp/journal/j/pdf3/64/11/985.pdf#search=%27%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%B0%86%E6%9D%A5%E6%80%A7%27

    日本カーボン(株)【5302】 【チラノ繊維との物性的差異(論文抜粋)】  試作段階でのチラノ繊維では「チラノSA」という名称で「ハイニカロンS」と同等のものが出来ているようです(酸素含有密度、ヤング率、質量がほぼ同じ)。 ただしチラノは量産技術も確立されておらず、その結晶構造はハイニカロンとは大きく異なり脆いようです。 (たしか、この脆さをカバーするため「窒化ホウ素」をコーティングしてるようですが、安易なコーティングは信頼性ありません。各素材の分子が深く固く結合するような処理が必要です。)  <結晶構造のちがい> ハイニカロンS: 微小結晶でナノメートルサイズ。しかも明確な結晶境界がない(非結晶)。 チラノSA: マイクロメートルの大結晶で境界が明確。  これは酸素分子の除去工程がハイニカロンSの電子照射に対し、チラノSAでは従来の酸化過熱処理(たぶん強力な)を行っていることで、<非晶質に対してクラック発生となり得る場所が多くなる。> おそらく結晶サイズが小さいと引張り応力が分散されるのに対し、大結晶ではその境界面に応力が集中するからではないでしょうか(微粒子のほうが総表面積が大きくなる理屈)。 (ちなみにオハラの「ナノセラム」は微小結晶構造であり、サファイアガラスより強く柔軟性があるとしています ⇒だからナノセラムと命名)。  この論文著者は「チラノは将来有望である」と擁護してますが苦しいですね。 ハイニカロンSと競合させるには、結晶構造の微細化と量産技術の確立が必要です。  なお添付図の右下グラフは各素材に対する温度対強度を表したもので、橙がCMC、グリーンがC/C複合材。今後はこのC/C複合材の量産化に成功した者が勝者となりますね。難易度はCMCの比ではなくほぼ不可能と思われますが・・         ↓↓ 論文URL(2/7~4/7ページ) ttps://www.jim.or.jp/journal/j/pdf3/64/11/985.pdf#search=%27%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%B0%86%E6%9D%A5%E6%80%A7%27