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クニミネ工業(株)【5388】の掲示板 2015/04/29〜2018/04/23

>>206

(その2)

 毎年台風シーズンになると日本列島全土で自然災害のニュースが流れ、地震も良く発生します。去年だけでも熊本県や鳥取県で地震が起こりました。このような災害が増えと、自動的にボーリング工事の市場は拡大するという関係にあります。

 これからは日本でも老朽化した原発の廃炉が次々に発生します。放射性廃棄物の処理、処分は核燃料サイクルの中で重要な役割を担っているとともに、老朽化した原子力発電所の解体などにおいてもベントナイトは必要とされています。

 また日本国民は福島第一原発の事故から、ますます原発を嫌うようになりました。原発が減れば自然エネルギーを活用した地熱発電も増えるでしょうし、温泉の熱を利用して発電できる技術もあります。温泉を掘るのはボーリング技術を使います。

 そして東京オリンピックとは別にリニア中央新幹線の工事がスタートします。リニア新幹線はトンネル工事が多いと言われています。これからトンネルを掘っていく際にいろいろなところから水が多量に噴き出す問題に直面します。本トンネル掘削工事に並行して、調査用トンネルが準備されます。この調査用トンネルを掘る時もベントナイトが必要です。

 日本を囲む海の底には膨大な資源が埋もれています。その開発が話題になりますが、ベントナイトは海底資源掘削にも利用されます。このことはクニミネ工業もホームページを見るまでは知りませんでした。また、なぜ自動車産業向け製品なのかも今回初めて知りました。

 投資テーマとしては3Dプリンターなどが投資テーマとなりました。このような新しい加工法が開発された現在でも、生砂型鋳造法はそのランニングコストの安さ、時間当たりの生産性が高いなどの特徴により、広く全世界に技術普及するとともに、自動車用部品を主用途とする銑鉄鋳物の約70%がこの鋳造法により造られているとされています。

 金型がいまでも同じ部品を大量に安く量産には必要不可欠で、その金型製造にはベントナイトが使われていることに、やっと気が付いたわけです。電気自動車だろうと燃料電池車だろうと自動車の推進装置がどう変わろうと、自動車を作るためには部品が必要だということを忘れてはならないと肝に銘じるようにしています。

  • >>207

    (その3)

    世界的に見てもベントナイトの最大需要先は鋳物用生型砂の粘結材ということも初めて知りました。土木工事用よりも多いということですから、いかに産業界で使われるベントナイトの使用量が膨大なのかということに驚きました。

    クニミネ工業の一事業部門であるベントナイト事業でも、ちょっと考えただけで、需要が大きく増加していくことが予想されます。

     海外に日本の農作物を輸出する動きも増えそうですが、地球温暖化で気候条件が変わってきた日本で高価で売れる農作物を生産するためには、ますます農薬の需要が増加することが予想されます。農地改良用の需要も増加すると予想できます。

    クニミネ工業は金融資産も十分に保有し、歴史が古いために自社で使用する土地の簿価も低く含み益が十分にあります。いままで確認してきたようにクニミネ工業の全ての負債34.5億円は、クニミネ工業の受取手形及び売掛金42.8億円より小さい額でしかありません。