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コマツ電子金属の掲示板

以前カキコした北欧出身のマッチョでイケメン庭師はタレントになってテレビも出てるらしい脳。


幸運にも、この“親方”は、欧米で和風庭園の設計も担当し、英語は堪能という人物。共に喜んで勤務が始まるも、既に“弟子”の枠は満杯だった。そのために愛知県の小さな造園会社に転職を果たす。ここで“本当の親方”に出逢う。

「嬉しかったですね、僕にも“親方”と呼べる人ができたんだと感激しました。夢中で働きました。休みも収入も少ない。でも、働けているだけで嬉しかった。ただ、経験を積むにつれ、別の不満が高じました。それは日本人が和風庭園を大切にしないことです」

 造園業の世界に飛び込み、庭師という目標ができた。ところが現在、造園業で最も多い仕事は「日本庭園を潰し、西洋風の庭に変える」ことだという。

「日本庭園の素晴らしさを知ってほしい。日本庭園を大切にしてほしい。そういう想いからSNSを始めると、テレビ局の方々が興味を持ってくれて、出演依頼をいただきました。喜んで出演していると、芸能事務所から声をかけられた。それでタレント活動も開始して、“二足のわらじ”を履くことを決めたんです」

 現在は、都内の大手造園会社にも勤務している。現場の責任者だ。次第に自分が“親方”に近づきつつある。だからこそ、周囲はタレント活動を心配する声も強いという。

「特に愛知の親方は、非常に心配しておられますね。私は帰化したので、今は日本国籍。日本名の『村雨辰剛(むらさめ・たつまさ)』は、親方の命名です。私はタレント活動が庭師の修行を妨げるとは考えません。むしろ経験がプラスになると思っています。知名度が増せば、日本庭園を大切にしてほしいという私のメッセージに、もっと耳を傾けてもらえるようになるはずです」