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(株)IBJ【6071】の掲示板 2017/02/14〜2018/02/16

>>175

なるほど。面白い買い方の方だ。長らく貴方のような方が居なかったので暇をしてました。

ここの創業者が売り続けている点は理解してますよ。少なくとも、私は持分を減らし続ける創業者を信用していない。ここは何をもって経営者を信用するかという個人の趣味でもありますが。

M&Aについてですが、おっしゃるレベルのデューデリジェンスは、どの会社でも当たり前に行うものであり、それでもM&Aは失敗することがある。東芝もDeNAも、そのレベルより深いデューデリジェンスはやっていたはずで、それでもババを掴むことがある。計数を見れることは必要条件であって十分条件ではない。ましてや、事業の成長期待をM&Aに頼ることは非常に心もとない。

私の論法で行くとベンチャーは大手に勝てないことになるとのご指摘ですが、それは論理の飛躍ですね。参入障壁となるビジネスモデルを持たないベンチャーは大手に勝てないとは思います。ただ、特許や知的財産など権利、あるいは優れたオペレーションを持つのであれば競争優位性は保たれ、ベンチャーであっても渡りあっていける。
なぜIBJはここまで成長を続けることができ、リクルートが乗り遅れたのかというご質問ですが、それはIBJが事業を拡大したタイミングでは、リクルートのような大企業からすると事業リスクの面から参入すべきでない、あるいは試験的に留めるべきという判断からだと理解しています。
婚活支援事業は、男女を直接マッチングするため、一歩間違えれば結婚詐欺、マルチまがい商法などの温床になるリスクの高い事業です。
リクルートのような大手企業が求められるコンプライアンスの水準で考えるとおよび腰となる。DMMみたいなもんですね。この大手企業が着手できない事業領域を開拓したという意味ではファーストペンギンだったのでしょう。
とはいえ、婚活支援事業がクリーンなイメージに変わり、またコンプライアンス上のリスクを低減するノウハウも整ってきたタイミングでリクルートとパートナーエージェントが組んでコネクトシップを仕掛けようとしているのは非常にリクルートらしい戦略だなと思います。リクルートからすれば、ゼクシィブランドを使うというのはよほど明確な狙いがなければできないでしょう。

経営者の人柄については、存じ上げないので何ともいえませんが、企業の成長は段階的に社員に還元しなければ人柄が良かろうとも従業員は入れ替わり、固有のノウハウも流出し業界内の常識に変わるだけだと思います。

むしろ、私は貴殿のように情報収集もしっかりしていて論理的な方がPBR10もするこの価格で買い方である理由、コネクトシップによる婚活支援事業者の変化をどう乗り越えると考えてらっしゃるのか不思議に思っています。

  • >>176

    M&Aのところは、とどのつまり頭数がいくらいても失敗するものは失敗するということ。これは最初の貴方の論法とは矛盾していませんか? 買収する企業が良いのか悪いのかを判断する目利き力は、人数が問題ではないということ。

    成長企業をPBRで評価するのはそもそも無理があります。利益もしっかり出ているIBJのような成長企業であれば、PERやEV/EBITDA、ROEで評価するのが一般的かと思います。コネクトシップは確かに大手事業者が参加しますが、実際にどのような運営方法を行うのか疑問です。場の提供だけするシステムのような気がしています。IBJの結婚相談所連盟が今伸びているのは、個人事業主や中小の結婚相談所ですね。コネクトシップの参加条件の対象外ですので、影響は殆ど無いと思いますよ。