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(株)小田原エンジニアリング【6149】の掲示板 2017/10/05〜2017/11/13

最大市場、EVシフト迫る 対応急務、日本勢に焦り
2017-11-13 08:17:31.312 GMT

最大市場、EVシフト迫る 対応急務、日本勢に焦り 世界最大の自動車市場である中国が、電気自動車(EV)へのシフトを世界のメーカーに迫っている。EVをはじめとした「新エネルギー車」を一定割合で生産、輸入するよう
義務付ける規制が中国で導入される2019年をにらみ、米欧の大手自動車メーカーはEV開発を大幅に強化。EVが環境対応車の本命に急浮上した。半面、日本勢は出遅れ気味で、焦りがにじむ。
 ▽全て電動化
 「(米自動車大手)ゼネラル・モーターズ(GM)は将来、全ての車が電動化すると信じている」。GMのマーク・ロイス上級副社長は今年10月、米中西部デトロイト郊外の開発拠点で訴えた。23年までに少なくとも20車種のEVを発売し、手始めに今後1年半で2車種を投入する計画だ。
 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は9月、グループで30年までにEVなど車の電動化に200億ユーロ(約2兆6400億円)を超える投資をする計画を発表。25年までにEVなどの電動化モデル計80車種を投入する。
 電動化を急ぐ両社に共通するのは、中国市場での存在感だ。シェア首位のVWグループは今年1〜9月に中国で約290万台を販売し、GMも約275万台で追う。新規制への対応の成否が将来の命運を左右する。
 ▽排出権売買
 新規制は、メーカーに一定比率の排ガスゼロ車の販売を義務付ける米西部カリフォルニア州のZEV規制と似ている。ZEV規制は排ガスゼロ車の販売比率が基準を超えたメーカーに排出権に当たる「クレジット」を与え、基準を下回ったメーカーは他社からクレジットを購入する。
 中国でも新規制で排出権を売買できるようになるため、EVに力を入れる中国の比亜迪(BYD)や、新興のEVメーカーが海外企業に排出権を販売して恩恵を受けるとみられる。中国のEVメーカーは新規制を契機に、一気に競争力を高める可能性も秘める。