鉱研工業(株)【6297】の掲示板 2017/03/17〜2017/07/23

新潟県、表層型メタンハイドレート活用へ構想

　新潟県は日本近海の海底に分布し、石油に代わるエネルギー源として期待される「表層型メタンハイドレート」の活用構想をまとめた。県内企業が参入可能な分野を業種ごとに整理し、企業が関連産業への事業展開を検討しやすくした点が特徴。研究開発の機運が高まっているメタンハイドレートの活用策を提示して、県内産業の活性化につなげる。

　構想ではメタンハイドレートを活用する需要側と、貯蔵やパイプラインなど供給側それぞれの参入可能な分野をまとめた。

　需要側の業種では火力発電やガスタービンなどの電力事業、ガスボイラー関連業など15、供給側では建設業や電気業など貯蔵基地関連や鉄鋼業や金属製品製造業などパイプライン関連など22をあげた。

　表層型メタンハイドレートを巡っては経済産業省が2016年９月、新潟県沖の１カ所で、国内の天然ガス消費量の２日分にあたる６億立方メートルの埋蔵があるとの試算を初めて発表した。県は経産省の試算に加え、県としての活用構想を示し、県内企業の参入への意欲を高める。