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ダイキン工業(株)【6367】の掲示板 2017/12/23〜2018/11/06

(3) 為替相場の大幅な変動

当社グループの連結売上高に占める海外売上高の割合は平成29年3月期74.6%であり、今後もグローバル展開の加速により、海外売上高の割合がさらに増加する見込みである。連結財務諸表の作成にあたっては、各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目を円換算している。従って、換算時の為替レートにより、これらの項目は、各地域の現地通貨における価値が変わらなかったとしても円換算後の価値が影響を受けることになる。また、部材の調達、商品やサービスについて外貨建てで取引しているものもあり、為替動向によって製造コストや売上高に影響する可能性がある。当社グループでは、これらの為替リスクを回避するため、短期的には為替予約等によりリスクヘッジを行っており、中長期的には為替変動に連動した最適調達・生産分担の構築、通貨毎の輸出入バランス化等により為替変動に左右されない体質の実現に取り組んでいるが、これにより当該リスクを完全に回避できるものではない。
(有価証券報告書 ‐ 第114期(平成28年4月1日 ‐ 平成29年3月31日) )
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海外子会社は現地通貨で決算書を作成する。この決算を日本の本社の決算と連結するときに、例えば米国子会社が米ドルで、日本の本社が円というように、通貨が異なると連結できないので、この場合は米ドルを円に換算する必要がある。
だから、日本からの輸出について為替予約でヘッジしても、海外子会社と決算を連結する際に、為替の影響をモロに受ける。
例えば、海外子会社の最終利益が1000万ドルだった場合、1ドル120円なら12億円として連結できるが、1ドル100円なら10億円でしか連結できない。

このため、子会社による海外売上比率が高い会社は、円高により無条件で決算が悪化する。ご注意下さい。