投稿一覧に戻る (株)加地テック【6391】の掲示板 2015/04/28〜2020/12/08 593 African Wild Dog 2018年3月27日 07:39 >>592 経産省幹部は水素のプラットフォーム(基盤)を先んじて握れば日本の製造業が成功する可能性が高い「勝ち筋」が見えてくるのではと期待する。 海外では原油販売への依存を減らそうとするサウジアラビアとも連携し、原油から水素を取り出す技術の実用化をめざす。日本政府は水素エネに関心の高い国々と定期的に意見交換する会議体の設置を考えているほか、20カ国・地域(G20)の場などを活用して水素活用を提言し、国際的な世論形成を主導する腹づもりだ。 需要面の強化策としては、現在2千台にとどまるFCV販売を30年に80万台に引き上げる。現在100カ所の水素ステーションを30年に900カ所に増やし、無人化などの規制改革にも着手する。 FCVへの開発・投資は日本に限った話ではない。中国は30年に水素ステーション数を現在の10倍の1千カ所に増やし、FCV台数を100万台にすることを目標にする。経産省によると、上海同済大や精華大が中国自動車大手と連携し、着々とFCVの開発を進めている。ドイツが23年に400カ所のステーション設置をめざすなど、欧米でも水素活用の動きがある。 ただ、EV時代到来とも言われる中でFCVに力点を置きすぎれば、「ガラパゴス化の隘路(あいろ)に入り込むリスクはある」(政府関係者)。FCVだけでは将来の大量供給分を消化できないとの指摘もあり、バスや船舶、発電など多様な使い道を確保していく必要がある。 太陽光や風力などで発電した電力を使って水から水素をつくり、ボイラーで燃やして熱源にしたり、余った電力を貯蔵したりする。水素にはFCV以外でもこうした様々な使い方が期待できる。本格普及に向け日本の官民はより多くの人や費用を投じていく構えだが、グローバルなEV市場や水素エネ技術の進展などをにらみつつバランス感覚が問われる戦略になる。 そう思う12 そう思わない2 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
African Wild Dog 2018年3月27日 07:39
>>592
経産省幹部は水素のプラットフォーム(基盤)を先んじて握れば日本の製造業が成功する可能性が高い「勝ち筋」が見えてくるのではと期待する。
海外では原油販売への依存を減らそうとするサウジアラビアとも連携し、原油から水素を取り出す技術の実用化をめざす。日本政府は水素エネに関心の高い国々と定期的に意見交換する会議体の設置を考えているほか、20カ国・地域(G20)の場などを活用して水素活用を提言し、国際的な世論形成を主導する腹づもりだ。
需要面の強化策としては、現在2千台にとどまるFCV販売を30年に80万台に引き上げる。現在100カ所の水素ステーションを30年に900カ所に増やし、無人化などの規制改革にも着手する。
FCVへの開発・投資は日本に限った話ではない。中国は30年に水素ステーション数を現在の10倍の1千カ所に増やし、FCV台数を100万台にすることを目標にする。経産省によると、上海同済大や精華大が中国自動車大手と連携し、着々とFCVの開発を進めている。ドイツが23年に400カ所のステーション設置をめざすなど、欧米でも水素活用の動きがある。
ただ、EV時代到来とも言われる中でFCVに力点を置きすぎれば、「ガラパゴス化の隘路(あいろ)に入り込むリスクはある」(政府関係者)。FCVだけでは将来の大量供給分を消化できないとの指摘もあり、バスや船舶、発電など多様な使い道を確保していく必要がある。
太陽光や風力などで発電した電力を使って水から水素をつくり、ボイラーで燃やして熱源にしたり、余った電力を貯蔵したりする。水素にはFCV以外でもこうした様々な使い方が期待できる。本格普及に向け日本の官民はより多くの人や費用を投じていく構えだが、グローバルなEV市場や水素エネ技術の進展などをにらみつつバランス感覚が問われる戦略になる。