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(株)東芝【6502】の掲示板 2017/05/23


続きでーす。(^ω^)

「見通し」発表の背景

 終わった決算期の「決算見通し」を発表するという珍事が起きた直接の原因は、
東芝が、2016年度第3四半期の「四半期レビュー報告書」に続いて、
2016年度本決算の「監査報告書」でも、会計監査人(PwCあらた監査法人)から「無限定適正」や
「限定付き適正」といった監査意見(会計上のお墨付き)を得られなかったことである。

 この結果、同社は5月15日に決算を公表できず、会社の独自見解に過ぎない「決算見通し」を
公表するという対応を選択した。

 もちろん、決算発表資料の定番である「決算短信」は無く、
独自スタイルの「2016年度通期業績見通しに関するお知らせ」
(h ttp://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/20170515_1.pdf)という資料を
公表するにとどまった。

 東芝の綱川智社長は発表の席上、
「期末から45日が経過しており、情報開示の観点から重要と判断した」
「(今後)早期の(正規の)決算発表を目指して、独立監査人(あらたのこと)と取り組んでいく」と
釈明せざるを得なかった。

 同社は一昨年春の粉飾決算の発覚時にも、長期にわたって決算を発表できなかったほか、
2016年度第3四半期にも発表延期を繰り返した経緯があり、
何度も同じ轍を踏みたくないとの判断が働いたのだろう。