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(株)メディアリンクス【6659】の掲示板 2017/03/22〜2018/06/25

>>616

IP伝送化はCATV局はもちろん目指してます。
しかし、CATVの狙いとIP伝送化の目的が乖離しています。
伝送方式はパススルーとトランスモジュレーションの2つの方式があります。

パススルーとは番組供給元から送出された信号をそのまま伝送する方式。主に地上波のみを提供。

トランスモジュレーション方式はSTB(SET TOP BOX)を通して視聴ができるように変調された信号を送出する方式。主に地上波、CS、BSの番組を提供。

パススルーは電波障害区域エリアの集合住宅等が契約して壁の同軸ケーブルからテレビに繋げば見れます。

しかしテレビを視聴させるだけでは高い金は取れないんです。(細かい説明は省く)

個人の住宅の契約は基本的にSET TOP BOXを利用して視聴することになります。

SET TOP BOXにはVODサービスやyoutubeが見れたりするサービスも提供しており、もちろんCATV局はその利益でかなり潤ってます。

つまりCATV局はSET TOP BOXを使って視聴させたいのです。

理由は上記で述べたようにサービスの差別化を図り、付加サービスでお金を取りたいのです。

現在はパススルーによるIP伝送とトランスモジュレーション方式によるRF信号の2つの方式が存在する。


また、CATVはネットサービスも提供しており、チャネルボンディングを利用することで320Mの帯域を確保しました。

しかし、この強みをテレビをIP化すると狭帯域となります。

せっかく光サービスに対抗できる速度を手に入れたのに、サービスの質を落としてテレビサービスをIP化するでしょうか?

また、テレビサービスをIP化する場合は上位設備の増強なども考える必要があります。

それを考えると新製品でエコになったとしても、他の設備を増強することでトントンになるかもしれませんね。