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レーザーテック(株)【6920】の掲示板 2018/04/26〜2018/11/09

長らく「メインストリームは物理4コア」を貫いてきたインテルが、Ryzenに触発されるようにして第8世代Coreでは既定路線ではあったものの、ようやく物理6コアCPUを開放した。
 だが6コア版のCore i7でもRyzen 7の上位モデルにはマルチスレッド性能では負けてしまう。第9世代Coreのi9とi7は、そんなRyzen 7に純粋なパフォーマンスで勝ち2018年を終えるというインテルの鉄の意志の表われなのだ。

 そしてもう1つは、インテルのこれまでのTick-Tock戦略がさらに拡張されたということだ。長年プロセスルールの微細化(Tick)→アーキテクチャーの改良(Tock)のサイクルを続けてきたが、最近Tockの後に最適化(Tock+)が加わった。第6世代Core(開発コードネーム:Skylake、14nm)がTock、第7世代Core(開発コードネーム:Kaby Lake、14nm+)でTock+と出たが、プロセス微細化(Tick)のめどが立たず第8世代Core(開発コードネーム:Coffee Lake、14nm++)でさらにTock+を継続。
 さらに、第9世代CoreでもTick化が先送りになったので、さらにTock+フェーズを続けることになった。プロセス微細化が望めないフェーズの製品なので、コアを増やさざるを得なかったのだ。

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線幅14nmプロセス・コア数・クロックでのマルチスレッド処理能力向上も、そろそろ限界に来ているようですね。
これから更に一段上の10nm~7nmプロセスルールでの微細化でチップ面積最小化、低消費電力・低発熱量が命題となる更なるCPUメーカーの戦いが始まろうとしています。
ここでレーザーテックのグローバルシェア100%EUVL検査技術による歩留まり向上が生きて来そうです。