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富士通フロンテック(株)【6945】の掲示板 2017/02/02〜2019/12/04

富士通はのひらの静脈パターンで個人を認証する機能を備えた10型タブレット(多機能携帯端末)を開発した。同社の静脈認証機能付きのタブレットは従来は最も小さくて13型だったが、認証方式を変更して一段と小型化した。朝日生命保険が保険販売員や営業所の職員の端末として2018年1月に約1万6000台を導入する。

 従来は手かざし式だったが、新機種ではタブレットの枠部分に、赤外光を発して反射光から手のひらの静脈パターンを読み取る部品を収め、人さし指と親指をスライドさせると認証できる。誤って他人を受け入れてしまう確率は従来と同じ10万分の1に抑えた。

 タブレットの重さは680グラムで持ち運びがしやすい。新機種だけで5万台の販売を目指す。

 朝日生命は保険の申し込み手続きを電子化して事務作業の削減を狙う。保険販売員がタブレットを使いながら顧客と面談し、従来の紙の代わりにその場でタブレットで申込書を記入できるようにする。顧客の個人情報を扱うため、安全性の高い認証技術を導入すべきだと判断した。

 申込書の電子化により、紙に書かれた情報を営業所で入力し、申込書を本社に送信するといった作業を減らせる。まず新規契約手続きを電子化し、19年1月からは契約を見直す手続きも電子化する。営業所の事務作業の半減をめざしており、保険販売員の指導などに充てる時間を増やす。手り上げの拡大や顧客満足度の向上につなげる。