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三菱重工業(株)【7011】の掲示板 2018/03/18〜2018/04/20

その4
三菱MRJの性能はスペック値を超えそう・・・。

MRJの最大の顧客2社はいずれも米国の大手リージョナル・エアラインである。トランス・ステイツ・エアライン(Trans States Airlines)は2011年に50機発注、スカイウエスト・エアライン(SkyWest Airlines)は2012年に100機を発注している。これら2社はMRJ90またはMRJ70を選択できる条件付きの契約のため、若干機数をMRJ70にする可能性が高まっている。
トランス・ステイツ・エアラインはミゾーリ州ブリッジトン(Bridgton, Missouri)を本拠とする大手航空会社。幹線を運航するユナイテッド航空とアメリカン航空のために、それぞれのリージョナル路線を担当する“ユナイテッド・エクスプレス(United Express)”と “アメリカン・イーグル(American Eagle)” の名称で、全米70都市間の運航をしている。2017年現在エンブラエルERJ-145型系列機を56機使用中である。
スカイウエスト・エアラインはユタ州セントジョージ(St. George, Utah)を本拠とする、輸送旅客数、使用機数、運航距離、いずれでも北米で最大のリージョナル航空である。自社の名称は使わずに幹線運航をする航空会社と契約を結び、リージョナル路線を担当して収益を得ている。北米226都市を結ぶ毎日2,000便以上のフライトをこなし、2016年の輸送旅客は3,120万人に達している。最大の顧客はデルタ航空でデルタ・コネクションとして毎日819便、またアラスカ航空のリージョナル部門アラスカ・スカイウエストなどを運航中である。使用機材は、ボンバルデイアCRJ100, CRJ200, CRJ700, CRJ900, およびエンブラエル175で、合計426機に達する。
MRJ70の開発はMRJ90より1年遅れで進んでいて、現在2機が最終組立工程にある。-90と-70は、客室長さを除きほとんどの部分が共通なので、同じ組立ラインでの作業に支障はない。
度々伝えられている様にMRJ開発プログラムはかなり遅れているが、2020年中頃の初号機納入は間に合いそうだ。(WEB)