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三菱重工業(株)【7011】の掲示板 2018/03/18〜2018/04/20

その2
三菱MRJの性能はスペック値を超えそう・・・。

この他に飛行試験で判ったのは、MRJの失速(stall)速度が予測よりも遅かった点である。このため、より短い滑走路からの離陸ができ、あるいは規定の長さの滑走路から離陸できる重量を増やすことができる。
このように開発途上でスペック値を達成、失速速度の一層の低下等は、MRJの基本設計段階で採用した新開発のCFDシミュレーション手法[MODE]によるところが大きい。
航空機設計で一番大切なのは空力、エンジン、構造、制御など数多くの性能目標の優先順位を考えバランスの良い機体にすることである。従来は風洞実験を繰り返して最適設計を求めてきた。近年はコンピューター性能の向上で風洞実験をシミュレーションで置き換え、主翼の設計をはじめ、翼・胴の接続部、機首の形状、エンジン・翼の接続部分などの詳細な形状決定が行われるようになった。これが“多目的設計最適化(MODE)”すなわち、[Multi-Objective Design Exploration]と呼ぶ手法で、東北大学流体科学研究所所長大林茂氏らと三菱重工、三菱航空機が共同開発しMRJ設計最適化に適用した。MODEを使うことで、MRJの最適化形状の可視化に成功し、設計の最適化と性能の極大化に大いに貢献している。(webより)