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三菱重工業(株)【7011】の掲示板 2018/03/18〜2018/04/20

その1
三菱MRJの性能はスペック値を超えそう・・・。

MRJ70は米国の市場で益々その重要性が高まっている。その理由は、米国では、大手エアラインとパイロット組合が締結している協約(Scope Clause)で“リージョナル機として運行可能なのは離陸重量39 ton以内”と定めてあり、大きいMRJ90はこれに抵触する。この“Scope Clause”は、大手エアラインに勤務するパイロットが、大型化するリージョナル機を運用するリージョナル航空に仕事を奪われるのを防ぐために設けた協約である。

三菱によると、飛行試験で最も心配されたのは、制限ぎりぎりの重心位置でバフェット(振動)発生の限界を調べる試験と失速性能の試験であった。試験の結果は、あらかじめ想定した設計速度までは振動は発生せず問題はなかった。
飛行試験では、さらに機体の空力抵抗とPW1200Gエンジンの燃料消費率が設計の予測値に合致していることを確認できた。F営業副本部長によると、飛行試験は今も継続中なので、機体のパネル間の隙間を狭めるなどの改良を加えてさらなる抵抗削減策を加え今後試験したいとしている。これで燃費が改善されれば、MRJ90の場合、設計離陸重量42.8 ton 、エコノミー・クラス88名搭乗で最大航続距離3,770 km とするスペック値を多少改善することができる。
新設計の機体の場合、スペック値より性能を向上させるには、普通重量との戦いになるが、MRJの開発は、試験飛行の段階で早くもスペック値を達成、さらなる改善が試みられている、と云うことだ。(webより)