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ライフネット生命保険(株)【7157】の掲示板 2017/06/19〜2017/10/31

>>667

>この中で『特別損失』と言っている部分、責任準備金の積み増しであれば、通常、経常費用になり、特別損失にはなりません。

ああっ、最終損益ではなく、経常利益が13億5千万円赤字になる計算ですか。
分かりました。

いずれにせよ、ライフネットの株式が評価されない一番大きな理由は責任準備金という制度です。
責任準備金には2つの特徴があると思います。
①開業初期に収入に対して過大な責任準備金負担が発生する
②常に多めの責任準備金積み立てが要求される

①は問題ないと思います。
例えば、保険会社の年間保険料収入が5万円しかなくて、その保険が1000万円の死亡保障をしているなら、責任準備金は1000万円くらい必要だと思います。
例え確率が低くても、もし死亡した時に、死亡保険金が払えない、という事態は許されません。

一方、②は問題があると思います。
ライフネットの場合、責任準備金が171億円、これに今期の責任準備金と残りの18億5千万円を足すと、今期末で責任準備金は100%、220億円くらいでしょうか?

一方、前期の支払い保険金は15億円くらいです。
責任準備金の役割は、リーマンショックのような不測の事態が発生しても、きちんと保険会社が保険金を支払えることを担保することだと思います。
今後も保険料収入が続く中で、ライフネットに220億円もの責任準備金、およびこれからも毎年、責任準備金を積み上げないと保険金が支払えないとは到底思えません。

また、日本生命や第一生命の責任準備金50兆円も過大すぎると思います。

多めに責任準備金を積むことは契約者保護のために必要だと思います。
しかし、今の責任準備金の計算は過剰すぎると思います。

問題は、この責任準備金のために①保険会社の税金が過少に計算されている②新興の保険会社の適正株価が実際の価値と合致しない、つまり、新興保険会社は上場しても正しく評価してもらえない、だと思います。

今後、会計制度が改正されるようですが、ライフネットに続いて新興保険会社が次々上場できるように、適正に責任準備金を計算しないといけないと思います。

  • >>668

    rafunetoさん、

    またまたコメントしますが、
    > 責任準備金の役割は、リーマンショックのような不測の事態が発生しても、きちんと保険会社が保険金を支払えることを担保することだと思います。

    というのは間違いです。
    責任準備金の役割は、通常の保険金の支払いに充てるための準備であり、リーマンショックのような不測の事態に対しては、危険準備金とか純資産(自己資本)とかが充てられます。

    ライフネットは、確かに規模の割に責任準備金が大きいように思えるかもしれません。ライフネットが10年定期保険を主体として扱っているのであれば、責任準備金はもっと少なくてもいいかもしれませんが、ライフネットの責任準備金はかなりの部分が医療保険の責任準備金ではないかと思います。ライフネットの医療保険は終身型ですから、かなり厚い責任準備金の積み立てが必要です。契約がずっと続いて加入者が高齢になった時の保険金の支払いに備えるためには、当初、純保険料のほとんどを責任準備金に積み立てる必要があります。

    その終身型の医療保険の加入者が途中でどんどん解約してくれればライフネットは大儲けですが、逆にいつまでたっても契約を継続して保険金の請求を続けていたら、それに見合う責任準備金の積み立てをしないわけにはいきません。

    このあたり、責任準備金についてもう少し詳しく開示してくれると分かりやすいと思うんですが、もし、rafunetoさんが株主であれば、このあたりの開示を会社に求めてみてはいかがでしょう。