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カヤバ(株)【7242】の掲示板 2015/04/29〜2018/10/17

円安加速、為替保守的銘柄に的
17/05/12
トヨタ、数千億円の利益増も
 外国為替市場で円安が進み、11日は1ドル=114円台前半と2カ月ぶりの水準を付けた。新年度の為替前提が慎重な輸出企業は業績予想の増額期待が高まる。トヨタ自動車(7203)は市場コンセンサスを大きく下回る営業利益見通しを発表したものの、1ドル=105円と保守的な想定レートを背景に株価は底堅い動きをみせた。
 トヨタは今3月期、連結営業利益1.6兆円(前期比20%減)を計画する。北米市場での販促費用拡大や車種構成の悪化と並び、大きな減益要因とみているのが円高だ。為替が1円円高となった場合、営業利益は対ドルで450億円、対ユーロで50億円押し下げられる。今期想定する円高によるマイナス影響は計1100億円に上る。
 一方、トヨタの為替前提と時価とのカイ離幅は、足元で円安方向に10円に迫る。ユーロ(前提は115円)も合わせると、数千億円の計画外の増益影響が発生する可能性がある。この日、株価が値下がりを免れた理由の一つだ。

KYBは1ドル=100円前提

想前提レートが保守的な高為替感応度銘柄
 同社以外にも、想定レートが保守的な上に為替感応度が大きい銘柄(表参照)をチェックしておきたい。
 1ドル=100円のシビアな収益前提を敷いているのが、エイチワン(5989)やファナック(6954)、KYB(7242)。KYBは今3月期のセグメント利益を前期比24%(45億円)減と見通しているが、うち21億円は同8円の円高による。