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黒田電気(株)【7517】の掲示板 2015/11/29〜2017/06/30

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uyh***** 強く買いたい 2017年3月18日 23:22

 月のマグマは、投資ファンドがその資金を振り向けるということは、それだけ投資妙味のある会社なのだと考えます。
実際のところ黒田電気も健全な財務体質を誇り、潤沢な利益剰余金を有しています。村上ファンドや絢氏はその資金に目を付けて株を買い進め、株主還元を要求したことになります。
つまりは吐き出させる大きなうまみが社内に存在していたことになります。
実際黒田電気は村上ファンドらの要求のほとんどを拒否しつつも、対抗手段の意味合いを持つ大幅増配を行い、結果的に株主還元を強化しました。
本日現在の株高の理由の一端を、村上ファンド系資金の流入に求めることもあながち間違ってはいないことになります。
(中略)
しかし、それでも月のマグマはこうした投資ファンドに一定の理解を示す立場であることは認めざるを得ません。何故なら彼らは資本主義の原理に純粋に行動しているからです。
株式会社の所有者は疑問を挟む余地無く株主なのであり、会社財産の処分その他を最終的に決めることができるのも当然株主であることは火を見るよりも明らかです。
彼らはその基本原則に則り、合法的に必要なだけの株を買い集め、しかる後に自分たちの利益を最大化させる要求を当然のこととしてしているだけなのです。
(中略)
株式会社における最高意思決定機関は株主総会であり、役員会では無いのです。
そういった株主からの要求を受けずに経営をしたいのであれば上場などしなければ良いのです。株式を市中に上場するということは絶えず株主からのそういったプレッシャーを受けるということを意味するのであり、今更言うのも馬鹿馬鹿しいほどの前提条件であるはずなのですから。
「物言う株主」という言葉の存在自体が、この国における株主の奇妙な立ち位置を端的に表現していると思います。株主は物を申して当たり前なのですから。
話が若干大きくなりすぎるきらいはありますが、そういった資本と経営との適度な緊張感というものの希薄さこそが、ここ数年の日本を代表するような大企業の目を疑うような失態や非常識な振る舞いの病根なのでは無いかとすら思えます。

以上は、
「月のマグマのブログ」の2017年3月17日付の投稿からの引用でした。