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(株)ブイ・テクノロジー【7717】の掲示板 2018/03/10〜2018/03/21

 10・5世代の巨大液晶工場の新設計画が明瞭になってきた。

 世界で初めて10・5世代のマザーガラス基板を用いる巨大液晶パネル工場が昨年末に稼働を始めた。中国の液晶パネル最大手BOEの合肥市に建設した工場である。10.5Gマザーガラスからは、65インチ液晶パネルが一括で8面取れる。これにより、今後は65インチ液晶パネルの製造コストが大幅に下がり、液晶テレビの大画面化が加速していくと見込まれている。
 
 以下、最近になって鴻海精密工業を筆頭に10.5G液晶パネル工場の設立が公表された場所を記載したい。

(1)鴻海精密工業(フォックスコン):
1-1.広州市:
 当初計画していた2019年竣工を2018年末に前倒しして2019年2Qには本格稼働させると計画変更した。
1-2.ウィスコンシン(米国)
 総投資額100億$。ウィスコンシン州と総額28.5億ドルの州税控除を受ける契約も結んだ。2020年に竣工。設備調達後2021年の稼働開始を計画している。

(2)CSOT:
2-1.深圳市:
 現在竣工中。2018年2Qから設備調達開始。2019年2Q稼働開始。
2-2.場所選定中:
 2019年工場竣工。2019後半~20201Q設備調達。2020年4Q稼働開始。

(3)BOE:
3-1.武漢市:
 投資額7700億円。2019年設備調達。2020年稼働開始。
3-2.大連:
 投資額7000億円。2019年後半竣工。2020年後半稼働開始。


 Vテクにとっては、上記巨大液晶パネル工場いずれも主要顧客であるので今後の2018~2020年にかけて大口受注が期待される。