(株)ブイ・テクノロジー【7717】の掲示板 2018/05/09〜2018/05/15
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>>833
MOKさんの総括よくわかりました。
ありがとうございました。
ここの応援者は、保持堅持が正解ですね。 -
>>833
いつもながら論理的で筋の通ったご説明、ありがたく拝読しました。
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>>833
MOKさん、総括ありがとうございます。
私なりに受注残に対し今期予想の売上高が低いことを検討しました。
1.今期の4Qの売り上げ見込みの内、翌期に延伸の可能性のあるものは計上していない。
2.受注から売り上げ計上までの期間が1年を超える装置が多いと予測。(下記の理由)
2項について、生産能力の問題もあるだろうが、受注〜設計〜部品製作・発注〜組み立て〜調整・検査〜国内工場出荷〜現地への輸送〜据付け・調整〜検査 という流れでは、大型装置の場合1年以内では売り上げ計上できないのでは。
その根拠として、決算短信の最終ページにある生産実績に着目した。
生産実績の定義が記載されていないので、装置については委託工場での完成時と仮定。
2017年3月期 (単位:億円)
1Q. 2Q. 3Q. 4Q. 通期
生産実績 73 93 112 83 361
販売実績 101 87 84 181 453
2018年3月期
1Q. 2Q. 3Q. 4Q. 通期
生産実績 103 212 197 169 681 (対前年+88.7%)
販売実績 80 152 180 248 660 (対前年+45.6%)
販売実績は+45.6%に対し生産実績は+88.7%と大幅に拡大。
生産能力は不十分かもしれないが増強されていると思われる。
2020年3月期はFHMの160億円と合わせて売上高大幅拡大を見込む。
MOK***** 2018年5月14日 22:28
本日、会社が決算を公表しましたので、私見を述べさせてもらいます。
昨日公開した私のシュミレイション案も参照しながら。
(1)4Q受注高併せて18・3期下期受注高に関して、
会社公表受注高は369億円(=280(露光装置)+89(検査装置含むその他))で四半期別では過去最高(従来の最高額:1Qの252億円)を更新。露光装置受注比率:76%。下期全体で考えれば、露光装置受注額430億円で18・3期下期での受注比率:71%。
◎露光装置の納期は受注後約10~12ケ月であるので、2019・3下期の売上高並びに営業利益率向上に大いに貢献すると思われる。但し、納期延期がなければ。)
(2)露光装置受注並びにVテク受注推移:
2-1.露光装置:
2017・3期上期:80億円
2017・3期下期:180億円
2018・3期上期:130億円
2018・3期下期:510億円
◎利益率の高い露光装置の受注が堅実に拡大している。
2017・3期上期:342億円
2017・3期下期:409億円(+19%)
2018・3期上期:486億円(+19%)
2018・3期下期:609億円(+25%)
◎企業成長のピークアウトの根源は受注が低迷することであるので、受注が成長している間は次期決算も伸長する。
(3)2018・3期注残と2019・3期売上高に関して、
18・3期注残は過去最高の1167億円で下記の様に順調に推移している。
2017・3期上期: 580億円
2017・3期下期: 723億円
2018・3期上期: 977億円
2018・3期下期:1167億円
◎注残は次期売上高に貢献するので増大するのはいいが、並行して、生産能力拡大を図る必要がある。
◎19・3期の会社売上高計画が注残に比較して過小計画になっているのは急激に露光装置の受注が18・3期に急拡大したので、その生産能力に限界があるのではないかと思われる(私的な意見だが)。露光装置の日本での委託生産基地では、特殊光学系の精巧な露光装置を製造できる企業はウシオライティングか清和光学製作所しか思いあたる企業は存在しない。キャノンでさえも露光装置の受注拡大で今期生産能力を50%拡大している。
(4)営業利益率に関して、
2018・3期4Qの営業利益率が22.3%(対3Q比:+3%の大幅向上)になるとは驚き(私案では20.5%)であった。更に、2019・3期営業利益率を20.1%に設定しているのも凄い(私案では19.5%)と言わざるをえない。この営業利益率の拡大要因は露光装置の売上高比率が拡大している証拠だと思われる。今後も、露光装置の受注拡大により、純利益拡大に貢献する度合いが一層高まると予測される。
(結論)
急激な露光装置受注拡大のために委託生産能力が追い付かなかったために、2019・3期の売上高を注残に比較して、過小計画に踏み切ったように感じられる。
しかし、一方では、露光装置の売上高比率拡大により純利益は、2017・3期:+43%、2018・3期:+51%と初期決算設定に対して、上方乖離したように、2019・3期も+50%ぐらい純利益が上方乖離して、EPSも2500円/株ぐらいになるだろうと推測される。引き続き受注拡大が期待されるので、露光装置の生産能力拡大は今後のVテクの課題と思われる。