(株)ブイ・テクノロジー【7717】の掲示板 2018/05/16〜2018/05/21
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>>657
まあ、少し補足をするなら、市場予想のページは、「中国の投資は継続しているが、その他の地域で中小型パネルの延伸が予想されるため、全体は縮小」みたいなことを書いてありましたね。
本当は、中国市場のポジティブな予測を書けば良かったのでしょうが、僕は普通に、主要顧客が中国のブイテクは問題ないと素直に捉えました。
生産能力の拡大に関しては、大企業のニコンですら遅延するぐらいなので、ある程度は仕方ないのでしょうか?
まあ、平田のように、受注自体が落ちるよりは良いかなと思いますが。 -
>>657
『会社が表明した2019・3期決算での「重大な誤算:3つ」に関する私見』ではなくて
『会社が表明した2019・3期決算を読んで「重大な誤算:3つ」と私(自分一人←私見ですから)が思った理由』ですよね。
「重大な誤算:3つ」自体が貴殿の私見ですから。 -
>>657
ていうか>>292読んだ時も思いましたが、貴殿は決算後、当然上がると
思われていたんですよね?
いつも散々良い情報ばかりを長々と書いていらしたのに
それなのに見事なまでに読みが外れてしまい
しかしながら数字自体はそこまで悪くないので
その理由を「決算報告書」に求めて、一生懸命重箱の隅をつついてアラを探して
というか最初っから『こんなに下がった理由探し』の為の報告書熟読で
それでは結論ありきの犯人探しと勝手な動機付けに過ぎず、意味無いでしょう。
『もっとちゃんと書いていれば』と、全て「決算報告書」のせい
にしているようにして見えません。
私見ですがね。 -
>>657
>上記懸念が払拭されない限り、Vテクの株価はしばらく低迷することも仕方ないと思っている。
実は2015年度の会社予想において杉山社長は上期に
昨年の中間のように悪い結果を出し株価を深押しさせた。経緯がある。
よって彼は上方修正狙いで行くと思う。 -
>>657
ていうか、貴殿は>>292で下記のように書いておられますが
>(1)2018・3期受注残高比2019・3期売上高70%程度の過少計画理由:
>会社は、「一部案件を今期販売計画から翌期へシフト」と理由を述べています。
>やはり、製造装置(露光装置)の前期受注急拡大(約2倍)に生産能力の方が対応できないようですね。
「やはり」のあと、これは「私見」と書いておられるように貴殿の想像に過ぎませんよね?
Vテクは、2月に18年3月期の業績予想を修正しましたが、その時会社はその修正に関して
『顧客都合により一部の装置の納品が翌期へ延伸したため』と理由を述べております。
(貴殿が知らない訳はないと思いますが、直近に明らかにされたこちらの理由は全く無視で
結び付けて考えたりはしないのですね)
貴殿は、>>657では『露光装置のリードタイムが12ケ月以上になったことを証明している。
明らかに、露光装置の生産能力不足を露呈したのだ』とまで書いておられますが
それはあなた一人の想像に過ぎません。
あれだけの装置を、いつの間にかバンバン、いとも簡単に生産できるようになったとは
私も思ってはおりません。生産能力は未だにそこまで向上はしてないだろう、とは思っております。
納期は守れる程度のレベルではあると思います。
Vテク側にとって納期とは、何が何でも死守しなければならない大切なモノですから。
しかし、相手方は立場が強いですからね。そちらの都合で納品時期も平気で伸ばすでしょうし
下手したら納品はしてるのに支払いは来期組み込みでよろしく、なんていう事だって有り得ると思いますよ?
日本の企業だってそんな事、日常茶飯事ですから。
MOK***** 2018年5月17日 19:13
会社が表明した2019・3期決算での「重大な誤算:3つ」に関する私見。
(1)2~3月合計:露光装置大口受注280億円の来期への売上高シフトに伴う影響懸念:
この大口受注で、受注残高は1156億円になって、これが今期の売上高に反映されると予想して、2019・3期売上高は1050~1100億円と我々や機関投資家も含めて予想していた。
しかし、会社は予想に反して、「一部案件を今期販売計画から翌期へシフト」と称して828億円という受注残高比―328億円も少ない売上高を予想したのだ。
2~3月の露光装置受注分280億円が今期の売上高に寄与しなくなったために、実質注残は876億円(=1156-280)と減少したのと同等になった。
露光装置のリードタイムが12ケ月以上になったことを証明している。明らかに、露光装置の生産能力不足を露呈したのだ。
この影響は、今期の露光装置受注減少にも影響が出ると予測される。昨年のニコン露光装置の納期延期による受注減少と同様に、Vテクにとっても、今期露光装置の受注減少を招く不安要因を増幅した。
(2)2019・3期営業利益率減少不安要因:
製造装置売上高占有率:45%(17・3)→57%(18・3)→52%(19・3)推移からみて、18・3期に製造装置が大幅に売上高占有率を拡大したことにより、18・3期営業利益率は対前期比約60%も向上した。
しかし、今期では、検査装置売上高占有率が37%(18・3期)→44%(19・3期)と上げて、逆に、製造装置売上高占有率が上記の様に下落するので、営業利益率は18・3期から大幅に下落する懸念が増幅されたのである。これにより、純利益は大幅に減少する懸念が生じたのである。
(3)中国製造装置市場の分析不足による今期受注減少懸念:
中国への売上高占有率が80%もあり、主要顧客のBOE,CSOTを中心とする中国ディスプレイ企業の新規工場設立に伴う設備投資も2018年の方が2017年よりも多く、しかも、FPD関連企業も2018年FPD市場は堅調に推移していると予測しているのに反して、Vテクは圧倒的に顧客の多い中国市場の分析・予想もしないで、世界ディスプレイ製造装置市場が対前年比20%(20B$→16B$)も大巾に減少すると予測している。
この予想からすると、Vテクの2019・3期予想受注高は2018・3期と同一シェアを確保しても、2018・3期比20%減少の870億円ぐらいになると予想されている。
参考のために、FPDでシェア争いをしている日本企業の今期見通しを。
(A)東京エレクトロン:
ディスプレイ装置市場は堅調に推移すると予測して、今期FPD売上高1120億円(対前期比+49%)と強気予想している。特に、大型化が進捗するとみて、TFTアレイ工程向け装置市場が拡大、更に、有機EL面積需要を10.2(2018)→12.5(2019)→15.7(2020)→19(2021)百万㎡と予測し、有機EL用製造装置への新製品投入を積極推進するとしている。
(B)スクリーンホールド:
中国FPD市場は高画質フレキシビリティ進展、高精細化、基板大型化で大型ディスプレイ向け製造装置が進展するとして、特に、営業利益率は22%(過去最高)になるとみなしている。更に、FPD市場環境の好調な動向を受けて、中長期的な事業の継続と成長を目指し、来年以降のFPD製造装置市場拡大に備えて、生産能力と収益性を向上させるため、彦根にディスプレイ用新工場を12月に総工費20億円投資して竣工開始するとしている。
(C)ニコン:
FPDは大型パネル向け装置が拡大するとして、露光装置を含む精機事業の今期売上高を対前期比+25%(全体ニコンの売上高:+3.1%)増と強気の予想をしている。
(D)キャノン:
FPD用露光装置は高水準が続くとみて、露光装置の今期売上高を539億円(対前期比:+35%、キャノン全体売上高:+5.4%)、露光装置を含む産業機器営業利益を対前期比2.13倍と超強気に予想している。事実、2018・12期1QのFPD向け露光装置売上台数は対前年同期比を上回る21台を記録している。
以上の様に、Vテクが発表した2019・3期は2018年FPD製造装置市場の誤った急落を予想して、売上高の成長鈍化、受注減少懸念、営業利益率低下懸念を増幅させている。
よって、上記懸念が払拭されない限り、Vテクの株価はしばらく低迷することも仕方ないと思っている。