ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)SCREENホールディングス【7735】の掲示板 2016/07/30〜2017/05/11

米半導体株の堅調、本質は「スマホ特需」にあらずBy DAN GALLAGHER (1/2)
2017 年 4 月 7 日 19:30 JST
市場ではスマートフォン業界が間もなく「スーパーサイクル」に入ると期待されている。IT(情報技術)銘柄を選好する投資家の場合、そうしたサイクルがどれほど大規模なものになるかが大きな問題となっている。本当の意味でのスーパーサイクルが到来するかどうかにかかわらず早期の成長が見込まれる企業に照準を合わせる、というのが賢い投資方法となりそうだ。

 いまやスマホはかつてのような成長事業ではない。IDCによると、 米アップル や韓国の サムスン電子 が大幅なデザイン変更に踏み切ったとしても、世界のスマホ販売台数は4%増にとどまる見通しだ。2016年は2%増だった。
 言うまでもないが、あらゆるものは相対的な関係にある。アップルの株価は1-3月期に24%高と急騰した。これは数年ぶりの上昇率で、年内発売の「iPhone」の10周年モデルを機にスーパーサイクルに入るとの期待に支えられている面もある。だが、市場は現在、スーパーサイクルが到来してもiPhoneの販売台数は4%増(16年は7%減)にとどまると予想している。
 幸い、現在のスマホに不可欠なRF(高周波)チップに対する需要は下降曲線をたどっていない。米半導体製品大手のブロードコム、コルボ、スカイワークス・ソリューションズの3社が製造する同チップには、干渉妨害波の抑制やデータ処理速度の改善といった用途がある。現在のスマホは、メッセージの送信、ネットサーフィン、動画の加工、クラウド上でのデータ保存といった作業を同時に処理する必要がある。そのため、スマホはモデル更新とともにその構造が複雑化している。