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任天堂(株)【7974】の掲示板 2018/06/05〜2018/06/06

【日経の記事に見るQOLの未来】

おはようございます。株価が下がると掲示板がにぎわいますね(^^;)

投資している人であれば自身の仮説の妥当性と現状の分析,将来の展望で判断すればいいでしょうし,投機の人であれば長期展望やことの本質はともかく「みんながどう思いそうか」を少しでも先回りして売買をすればいいわけで,長期ホルダーが短期の空売りを非難したり短期トレーダーがホルダーをバカにしたりするのはナンセンスなような気もしますが……。まぁそれも人気の証と思えば悪くないのですかね。

個人的には長期展望で特に軌道修正する場面ではなく,むしろ「収益構造」や「連携」といったキーワードが目立ち始めてやっと市場がこの掲示板のホルダー諸氏に近づいてきた感があるので,年単位の投資目線であればホールドのままでよいという判断をしています(何か大きな悪材料が隠れていなければですけど)。

ただ,昨日日経に掲載された「ばくちは終わるか」の記事はちょっと気になりました。

タイトルを見て「そういうビジネスモデルから脱却するために岩田社長時代から種を蒔いているんでしょ」と心の中で突っ込みながら記事を読み始めたのですが,記事はビジネスモデルについて深く掘り下げたものではなく,社長交替を軸に雑多な情報を盛り込んだものであまりまとまりがないものでした。

そういう意味ではさして読み応えのある記事ではありませんでしたが,途中の「新しいことを始めたい若手が萎縮するような環境になっている」のくだりと,QOL事業に関するくだりはひっかかります。

「萎縮するような……」の部分は今年初めにSwitchに開発資源を集中させるべく「スイッチの拡大につながる開発以外は止めろ」という号令が下ったことでそうなったとのこと。限りある(人的物的)資源を目下Switchに集中投下すること自体は悪いことではないと思いますが,これによって(自分たちが強いと思っている)開発とそれ以外の立場の人でわだかまりが増幅されたり,そんな中で古川氏が自らの経歴から苦労をするようなことに発展するリスクがあるとすると心配です。

いまひとつのQOLについては,パナソニックの離脱宣言をどう捉えるかが難しいように思いました。パナ社が痺れを切らすほど遅れている中で,この離脱によって計画の実現がさらに遠のくと見るとマイナスのようにも見えますし,一方でそれでも台湾や中国のパートナーを探し続けているということは,計画を続行する意志が固いとも取れます。

また君島社長自身がQOLの試作機でデータを取っているというのは初めて知りました。ここまでできるのなら技術的にはほぼ完成していて,かつて提携を発表したResMed社との関係もちゃんと続いているように見えます。

QOL事業に関して日経では「ゲーム以外の事業」に対する「君島の執念」と表現していましたが,この事業については,「本業以外に手を出すなという山内組長の教えに背く」とマイナスに見るべきなのか「娯楽の再定義から安定収益基盤の構築に繋げる構造改革の一環」とプラスに見るべきなのか,現時点では判断が難しいところもあります。

そもそもこれ自体「スイッチの拡大につながる開発」ではないので優先順位が低いものなのか,逆に何らかの形でSwitchと連携する仕組みになっているのかでも評価が違ってきますが……う~ん,まだ情報が足りませんね。

皆さんの見解はいかがでしょうか。

今年こそ仕事休んで総会に顔を出すべきかなぁ。

  • >>19

    自分の見解です。

    任天堂の開発の本質は日常の普通の行動を、巧みに遊びに昇華させるセンスにあると考えています。その意味では、対象は選ばないと考えます。任天堂が健康的産業に進出するのではなく、健康産業を遊びに引き込むというベクトルです。

    スイッチは基本が標準的なコンピュータですから、応用範囲は大変広く、また開発も大変しやすい環境です。さらにUnix 系のアプリを簡単に持ってこれますから、先端的なソフトの試作もコンパクトな開発で済みます。

    周辺機器との接続もドライバーの開発だけなので簡単です。

    このように考えると、任天堂の開発は基本の部分だけを少数の社員で推進させていてアイディアに磨きをかけ続け、機を見て一挙に開花させる作戦を取ると考えます。

    自分は健康へのAIの利用などの情報も見ていますが、NVIDIA などのハードを利用した開発が数多くの立ち上がっています。そしてこれらの技術はスイッチにも応用出来ます。任天堂は当然それらも調べているはずですし、NVIDIA とも意見交換はしているでしょう。

    国医療費は数十兆円ですが、任天堂がそこに手を貸すことで、かなりの費用が削減できると思います。どういう実装かの予想はまた別にします。

    じつは自分もセンサーで血糖値を常時計測していますが、そのフィードバック効果は絶大で、主に自己管理で半年で健康を回復しました。可能性の高さは実感しています。

    発表に期待しています。