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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2017/11/14〜2018/01/13

やはりブラジル穀物事業は、物産丸紅双日など商社の今一番の鬼門になっているようだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00010000-nkogyo-ind
生産コスト低いが 物流高い、商社のブラジル穀物事業が消耗戦状態 11/17(金) 14:40配信 日刊工業新聞電子版

ブラジルの穀物事業は参入業者が持久戦を繰り広げる状態

■勝者がいない 三井物産は子会社売却も検討
 大手商社が展開するブラジルの穀物事業で苦戦が続いている。三井物産はブラジルで穀物の集荷事業などを手がける子会社であるスイスのマルチグレインについて、2017年4―9月期に423億円の損失を計上。17年度中に売却も含めた、抜本的な対策に踏み切る考えを示した。ブラジルの穀物事業では、双日も17年3月期に損失を計上。大手商社は資源価格の回復などで、三井物産も含め4社が18年3月期に最高益を見込むなど、全体の業績は好調だが、ブラジルの穀物事業は出口が見えない状況だ。

 三井物産の安永竜夫社長はマルチグレインについて、「いくつかのシナリオを絞り込んでいる状態で、17年度中にけりをつける」と述べた。複数のシナリオには、パートナーとの提携や部分撤退など、事業を継続するものもあるが、売却の可能性も否定していない。

 ブラジルの穀物事業のネックは物流だ。インフラ整備が追いついていないブラジルでは、生産コストは低いが、物流コストが高い。集荷の効率も悪く、港湾の稼働率も低いなど、競争力が上がらず、大手商社をはじめ、参入業者が持久戦を繰り広げる状態に陥っていた。安永社長は「参入当時は10社程度だったが、今は50社ほどいて、勝者がいない」と、厳しい状況にある。

 大手商社が中国をはじめとした新興国の食料需要拡大を見越し、ブラジルの穀物事業に参入し始めたのは10年ごろから。三井物産は07年に出資したマルチグレインを11年に完全子会社化した。13年には丸紅が穀物大手の米ガビロンを買収し、双日も集荷事業などを展開するブラジルのCGGに出資した。