ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2018/01/14〜2018/03/08

ダウ高騰と進む円高 2つの相反する材料が週明けの東京市場でのもみ合いを招きそうだが 為替で見ると伊藤忠は今期の前提為替レートを\111.25/$ としており わずかながらもすでに前提割れ もっとも 影響度は¥1/US$ で 生ずる差異は年間9億円とわずかなもので大勢には全く影響はない (一方商事 物産は \110.-/$の前提でまだ1円ほどの余裕があるが 影響度は\1/$で商事が年間25億 物産は年間20億円と大きい  しかしなぜ両社と伊藤忠の間にこれほど為替リスク金額に差があるのか興味深い)

為替はともかく 今期の伊藤忠を除く 各商社の業績は 資源価格の動向が握っているが 各社の今期の設定前提価格を見ると 商事/物産が恩恵を受ける石炭については 両社とも前提価格を提示していない為 (一方伊藤忠は原料炭US$190/ton  一般炭US$87/ton としており 影響度については 種別の仕分けはなく US$1 /tonあたり年間1.1憶円としている)両社が通期でどれだけの増益を勝ち得るのかは不明。  両社が石炭についての前提価格を公表していないのは 価格のブレが大きすぎ その価格動向の株価への影響度が大きすぎるということだろうか) 

伊藤忠 物産で取り扱いの多い鉄鉱石(商事は取り扱いが少ない)は 両社ともUS$67/ton 前後を前提としているが 業績影響度は 物産はUS$1.-/ton で年間25億円で 伊藤忠の3億円とは大きな差がある。

また価格上昇の続く原油については 各社の前提とする油価のベースがそれぞれ違い 商事はドバイベースで$50/バーレル(年間差異 US$1-/バーレルで20億円) 物産は$JCCベースで$54/バーレル(年間差異28億円)。 伊藤忠の前提はブレントベースで US$51.49/バーレルだが 影響度はUS$1/バーレルで年間1.3億円と小さく これは正直 いささか寂しい  原油 いや LNGでもよい 伊藤忠もこの分野に勝負をかける勇気を示してほしいと思うものだ。