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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2018/01/14〜2018/03/08

岡藤さんがまたまた大勝負に出た?

今回の西クルナ油田の権益獲得は伊藤忠の歴史(日本のエネルギー政策)を変えるかもしれない。
可能性を見れば「買い」リスクを恐れれば「売り」かもしれない。

現時点でわかった事(間違っていたら教えてください)
1.今回の権益の対象は、世界第2位の埋蔵量のある油田である事。(その20%の権益はとてつもなく大きい)
2.生産コストはバレル5~10ドルと世界最低レベル。また港に近い。(価格競争力世界最高レベル)
3.中国の資源会社も25%の権益を持っているらしい。
  権益は残り10年ぐらいらしい。(2009年に20年間の権益であった。)
4.シェルは「脱炭素」へシフトする為に石油権益を手放した。(いくらで買ったかが問題だが)
5.これまで、湾岸戦争の後遺症、クルド人問題、IS問題、経済制裁問題等で外国企業が開発に消極的
  つまり、地政学的リスクのある案件である。

6.数字はハッキリしないが、現時点で日量60万バレルとすると、20%の権益で12万バレル。
  三菱商事の石油権益は2.7万バレル(天然ガス18万バレル相当)
  三井物産の石油権益6.2万バレル(天然ガス17.4万バレル相当)
  ですから、石油権益でダントツの1位になってしまう可能性がある。
  伊藤忠の現時点での石油天然ガスの保有権益は日量3.3万バレルにすぎない。これが15万バレル以上になる。
 (伊藤忠が昨年開始した北海油田は0.8万バレル)
  さらに8倍近い増量の可能性を秘めている。

つまり、資源ナンバーワン商社の可能性と地政学的リスクを得たものと推定される。

ウキペディア
>西クルナ油田は、イラクにある油田。同国最大規模の油田の1つで。採掘可能な埋蔵量は210億バレルと見積もられており、サウジアラビアのガワール油田に次いで世界第2位である。
>この油田の開発第I期では、2009年11月、エクソン・モービルとシェルがその契約を500億ドルで獲得した。両社は2009年時点で日量27万バレルであった生産量を225万バレルに増加(可能)。

参考資料
イラクの石油開発事情 2016年7月のレポート
http://www.jccme.or.jp/japanese/11/pdf/2016-07/josei01.pdf