岩谷産業(株)【8088】の掲示板 2018/01/18〜2020/11/20

都市ガス点検を一元管理　岩谷産業

・ガス専門商社として、LPガスの取扱量は国内トップ。

・水素販売も国内シェア約60%を占める。

・都市ガス小売り自由化は関西電力や中部電力と提携

　岩谷産業は家庭向けの液化石油ガス（ＬＰＧ）と、都市ガスや電力の点検業務を管理するシステムを一元化した。作業員がタブレット端末１台ですべての顧客の点検データを管理できる。同社はＬＰＧが主力だが、2017年４月に関西電力と組んで都市ガス小売りに参入し、首都圏では16年から電力小売りも手がける。多角化に伴う作業員の負担増を軽減する。

　データをクラウドで一元的に管理するシステムを導入した。これまでもＬＰＧでの点検ではタブレット端末を使って、点検の内容や作業の進捗などを管理していたが、新規顧客が増えている都市ガスや電力の契約先も、同じシステムで管理できるようになった。

岩谷産業は17年４月に

関西電力と提携して都市ガス小売りに参入。共同出資する関電ガスサポート（大阪市）で保守や販売代理を手がける。

中部電力。４月のガス小売り全面自由化に伴い、中部電は東邦ガスの営業区域で家庭向けガス販売に参入することを決めている。５年間で20万件の新規契約の獲得をめざす。

　都市ガスの契約では、コンロなどのガス機器を４年ごとに点検する必要がある。これまで都市ガスの契約情報は書類で管理しており、作業員は営業所に戻ってから改めてシステムに入力するなどの作業が発生していた。作業時間を従来から４割減らせるという。