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イオン(株)【8267】の掲示板 2018/06/12〜2018/06/19

>>363

イオン株、優待頼みから脱却か 35年ぶり9連騰
2018/6/12 21:00  日本経済新聞 電子版
12日の東京株式市場でイオン株が9営業日続伸した。9連騰は35年7カ月ぶりとなる。不振が続いていた総合スーパー事業の業績が改善し、2019年2月期の連結営業利益は2期連続で最高となる見通しだ。イオンの株価は株主優待を目当てにした個人投資家が支えてきたが、機関投資家からも投資対象として検討したいという声が出始めている。
12日の終値は前日比31円(1%)高の2434円。一時2443円まで値上がりし、年初来高値を更新した。過去に9連騰したのは、5日間の変わらずをはさんだ1982年10月27日から11月12日だ。
イオンは苦戦が続いていた総合スーパーの採算が改善している。18年2月期の事業別の営業損益は105億円の黒字だった。前の期は13億円の赤字で、2期ぶりに黒字転換した。プライベートブランド商品「トップバリュ」を中心に食品や日用品を値下げして集客に結びつけた。販促費なども抑制している。
中国や東南アジアで展開する海外の総合スーパーも商品構成の見直しなどで業績が上向いた。前期の部門別営業損益は2億円の黒字(前の期は54億円の赤字)と、3期ぶりに黒字転換した。
イオンは今期の全体の営業利益を前期比14%増の2400億円と計画している。国内外で展開する総合スーパーが引き続き業績を底上げする見通しだ。

  • >>400

    続き
    イオン株は保有株数によって買い物が3~7%の割引きとなる優待カードをもらえる。この優待制度が人気で個人株主は71万人にのぼり、株価を支えてきた。予想PER(株価収益率)は58倍と東証1部の平均である15倍を大きく上回る。
    しかし「株価が割高すぎて買えない」と見ていた機関投資家の評価も少しずつ変わりつつある。「難しいとみていた総合スーパーの改善は好印象」(外資系運用会社)、「業績回復を数年先まで信じられるなら買える」(国内運用会社)といった声が聞こえてくる。
    課題は純利益の低さだ。前期は売上高にあたる営業収益が8兆3900億円だったのに対し、純利益は245億円にとどまった。売上高純利益率は0.3%にとどまる。
    イオンは営業利益が増えても純利益が増えにくい。不採算店舗の減損損失が毎期のように発生するうえ、不動産や金融などの上場子会社からは少数株主利益がグループ外に流出する。今期の純利益見通しは350億円と前期比43%増えるが純利益率は0.4%だ。株価水準の引き上げには1株利益の増加に直結する純利益を増やす施策が必要となる。