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スルガ銀行(株)【8358】の掲示板 2018/08/27

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二重丸 強く売りたい 2018年8月28日 01:05

>>2757

●スルガ銀行の闇2
マンションデート商法において裁判記事も参考にすると、スルガ銀行の主な役割(手続き)は以下です。

不動産業者がマンションの売買契約を締結すると、その足で契約者はスルガ銀行と金銭消費貸借契約を締結させられます。同時に、本件消費貸借契約と不動産売買契約が「法的に別個・独立の契約である」ことについて「説明を受け、理解をしていること」を確認した旨が記載された確認書に、契約者は署名をし、実印を押印することをスルガ銀行に求められ交付します。
一般的には「不動産を取得すること」と「融資を受けること」は不可分一体ですが、この確認書は「後に不動産売買契約が遡って白紙になっても」「融資したお金は返してくださいね」ということです。

最近話題になっている審査書類の改ざんについても、自己資金0でも即融資をするために書類改ざん(スルガ銀行には自己資金1割という基本ルールがある※現在も)はこの頃も当たり前に行われていました。(※規模は不明ですが実態はこれら詐欺事件の前からです)
またシェアハウス事件と同じく、これらの詐欺への加担も複数の店舗で行われており、スルガ銀行の組織的な関与があった詐欺事件です。
シェアハウス事件において、当初、横浜東支店の元支店長の深澤氏が黒幕として挙げられましたが、遡ればそれが真実ではないことが分かります。

さて、問題は当時から詐欺事件として関係者では認識されていました。しかしながら、デート商法においてスルガ銀行は、記録にある限りの裁判では、ほぼ無傷で逃げ切ります。原告とどのような折り合いをつけたのかは不明(最近のシェアハウス事件において金利0を提案していることからも、この程度の譲歩はあった可能性は高い)ですが、この当時にもスルガ銀行に立入検査したはずの金融庁からも、ほとんどお咎めはなかったようです。
よって「スルガ銀行はおかしい」という方がおかしいという状況になってしまいます。次の詐欺事件を助長する結果になったことはいうまでもありません。
金融庁は2015年シェアハウス関連の問題に対する外部からの告発をスルー、2017年金融庁長官自らが「スルガ銀行は他行に先駆けてニッチな分野を開拓している」と絶賛すらしています。
投資マンションデート商法において「事件に巻き込まれた当行はむしろ被害者である」
こういった対応はシェアハウス事件でもずさんな融資が問題視され始めたスルガ銀行の当時の弁解と同様です。

さて、投資マンションデート商法に絡む登場人物を書き出すとキリがありません。
まず、デート商法詐欺を行っていた松尾眞一に投資用不動産ビジネスに精通したゴッドスピード社(松尾が経営するアムニスホールディングス※後のマンハッタンインベストメント→ベンチャーインベスターズを南青山STビルに呼び寄せる)の佐藤文彦(途中から別件で逮捕)が加わります。恐らくこの2人を引き寄せ化学反応(デート商法×マンション投資)を起こしたのが暴力団関係者と思われます。そこにスルガ銀行の幹部も加わり、一連の詐欺スキームが出来上がりました。

また、この詐欺には司法書士事務所トライも加担し、同日に所有権移転登記に関する委任状や、抵当権設定登記に関する委任状についても署名捺印を済ませています。
司法書士というと、相応に位の高い士業ではありますが、亀野裕之のように地面師と結託して詐欺を行う人間もいます。
地面師といえば、積水の件が本掲示板にも書かれていましたが、このマンションデート商法にも関わる暴力団関係者は積水の地面師事件に留まらず、他にも「高橋礼子さん 新橋変死事件」等にも関与しており、不動産絡みの事件は、これらデート商法詐欺事件だけでは決してありません。※この事件は解決に向け大きく進展しております。

更には松尾の元運転手である惟村史羽や、新井寿之は被害額数十億(被害者数1000名超)の投資詐欺で実刑判決、詐欺に精通し松尾関連の会社で代表も務め松尾を支えた永田康雄は暴力団と関係がズブズブ、総会屋(暴力団員が多くを構成)の小峰グループを率いてきた小泉幸雄が所有していたいずみ住販を社名変更したフロンティア代表の中ノ瀬誠一も投資マンションデート商法詐欺に加担し裁判沙汰、デート商法詐欺事件の弁護で暗躍し松尾眞一との関係も深かった蓮見和也弁護士は暴力団関係の弁護も多く担当し人材の紹介も行う、など
登場人物を数え上げていけば本当にキリがありません。

後のシェアハウス事件でも同様ですが、この詐欺事件に関わった詐欺師達は、その1人でも第一線級の詐欺師です。すべて松尾1人で懐柔できるような人物達ではありません。

さて、スルガ銀行はというと
その他個人ローン(主に不動産投資案件)の残高が
2011年3月  +41億
2012年3月  +523憶
2013年3月  +882億
2014年3月  +1105億
と、わずか3年で26倍以上の増加となります。
もちろん、さまざまな書類の改ざん手口が話題となった一棟中古M/Sへの融資も
この時期から大きく貢献しています。

しかしながら、それまでコアであった住宅ローンについては
2011年 +705億
2012年 +868億
2013年 +686億
2014年 +328億
2015年 -2億
2016年 +370億
2017年 +474億
2018年 住宅ローン残高なぜか公表されず?
と、停滞していたことが分かります。
その他個人ローン(主に不動産投資案件)の寄与は多大なものでした。

しかしながら投資マンションデート商法は、松尾眞一が脱税で起訴された頃に終焉を迎えていきます。
現在も一部の半グレ達で続いてはいるようですが、少なくともスルガ銀行の関与は大幅に減少したはずです。
当時スルガ銀行も稼ぎ頭を失い、厳しい局面を迎えていてもおかしくはなかったはずです。

ところが
このデート商法がまだ隆盛を極めていた頃、別の詐欺会社が産声を上げています。
佐藤太治が率いる「東京シェアハウス(後のスマートライフ→スマートデイズ)」です。

  • 2785

    二重丸 強く売りたい 2018年8月28日 01:18

    >>2775

    スルガ銀行の闇3
    行政、また警察等の介入によって少しじつ遠ざけられ、2010年代以降は特に日常ではなくなってきましたが
    不動産業界、特に都市圏の不動産会社の中には、2018年現在、未だに毒された企業が数多くあります。
    これらの詐欺事件について、登場人物を列挙すればキリがないという記載をしましたが、まさにその通りなのです。
    古い中では1990年代以前にまで溯る必要があり、バブルの頃に名を馳せた人物達も、未だに多くが暴力団ともつながりを持って残っています。
    そういった時代は確かにあり、そういった事件の関係者は「消えた」のではなく、お天道様の下を歩くことはできずに、ただ「隠れていた」「どこかにおさまっていた」だけなのです。

    この表舞台には立てない人物の1人が佐藤太治です。
    その世界では有名な計画倒産詐欺師です。この人物の後ろにも暴力団関係者が蠢いていたことはいうまでもないでしょう。
    この人物は相当に歴史のある人物ですので次の投稿に記載しますが、洗脳、強奪、詐欺、強姦、暴力で多くの人間を苦しめた人物でもあります。

    この佐藤太治という男、何よりも当人の胆の据わり具合、ビジネスに対する嗅覚もすごいのです。
    世の中に流行する前の段階でビジネスの芽を見つけ、破竹の勢いで展開をできる才覚は、決して常人が持ち合わせているものではありません。

    さて、この佐藤太治が率いる「スマートハウス(後のスマートデイズ)」がいずれ世間に知れ渡ることになりますが、実はその前に設立された会社が「東京シェアハウス」です。
    ※現在インターネット上に残っている会社とは別ですのでご注意ください。
    この企業の代表を務めていたのが、スマートデイズでも登場する、いわば佐藤太治の子分、佐藤(金丸)哲也です。

    シェアハウスという、いわば耳障りの良い言葉で飾っておりますが、この当時に手をつけたものは特にずさんなものでした。当時ワイドショー等でもたびたび問題として取り上げられた「脱法シェアハウス」です。
    代表する例として、60㎡程度の限られたマンションの1室を、およそ2㎡(1帖程度)程度の空間で10以上区切り、寝床は2.3mほどの天井高を2等分(有効高1m強に)した限られた空間でした。

    この脱法シェアハウスが需要を増した背景には、非正規雇用問題なども密接に関与していました。
    何かしらの事情で働くことができなくなった者が
    働けない(定職に就けない)→お金がない→住居費が払えない→住所がない→働けない
    と、負のスパイラルに陥る例が増えていたことがあります。
    また入居者をみれば、外国人労働者の増加も影響していたことでしょう。
    そういった人物達が、漫画喫茶やカプセルホテルを多く利用していたことが社会背景としてあります。
    このビジネスに佐藤太治は目をつけました。

    もしもこのビジネスが当たっていれば、かぼちゃの馬車ではなく、この脱法シェアハウスでの詐欺事件が起きていたことでしょう。
    確かに限られた空間の中に、多くの人間を住まわせ賃料を回収することができれば、1室1世帯の従来の概念をぶち壊し、相当な利回り商品が生まれていた可能性があります。

    しかしこのビジネスは国土交通省から違法貸しルームに関する通知(当時通知された日にちなんで9・6ショックと呼ばれました)が出されたことで、あえなく頓挫します。
    マンションや近隣の住民からも苦情が絶えず、かつ安全面を考慮しても重大な問題が指摘されたため、早くに対策が打たれたのです。

    とはいえ、この「脱法シェアハウス」での経験こそが、後の「かぼちゃの馬車」の着想につながったはずです。