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フューチャーベンチャーキャピタル(株)【8462】の掲示板 2018/12/22〜2019/02/07

>>489

創薬スタートアップのインタープロテイン(大阪市)は、新薬用の化合物の発見にかかる時間を大幅に短縮する技術を開発した。独自設計した人工知能(AI)を使い、5年かかるとされる探索研究の期間を2年に短縮できる。合成した化合物の有効性を事前予測し、新薬への採用確率が高い物質に絞り込めるのが特徴。新薬開発の速度向上につながるとみている。
同社が開発したのは、医薬品として有効な化合物を見つける研究に特化したAI技術。スーパーコンピューターを使って多数の化合物を調べる手法と違い、化合物の構造から性質を分析し、AIに学習させて有効性を予測する。
通常の実験では有効性を判断できない化合物が、病気の原因に関係する特定のたんぱく質だけに強い作用を及ぼすこともある。こうした物質を的確に予測することで研究期間を短縮し、費用も半分以下の2億円程度まで抑えることができるという。
新薬は既存の医薬品を上回る効果がなければ販売できないため、開発が成功する確率は3万分の1と言われる。新薬のタネを探す探索研究と、人への安全性と有効性を確かめる臨床試験(治験)の2段階があり、最近は探索研究の困難さが増している。
インタープロテインは2001年の設立。武田薬品工業のほか仏イプセン、韓国LCB社など国内外の製薬会社と提携するなど、創薬支援技術が高く評価されている